Cardanoスケーリングプロトコル「Hydra」最初のHeadがメインネットに登場
カルダノ(Cardano/ADA)の開発企業である「Input Output」は2023年5月4日に、Cardanoブロックチェーンの拡張性を高めるスケーリングプロトコル「Hydra」がメインネットで稼働したことを明らかにしました。
Hydra(ハイドラ)とは、Cardanoブロックチェーンのセキュリティとスケーラビリティを向上させるために設計されたレイヤー2ソリューションであり、Cardanoブロックチェーンの取引処理性能を大幅に向上させる重要技術として数年前から注目されていました。
Cardanoはプルーフ・オブ・ステーク(PoS)と呼ばれる仕組みを採用した高性能ブロックチェーンとして知られていますが、Hydraはオフチェーン方式でトランザクション(取引)を処理する”並列ネットワーク”を作成できるようにすることによって処理性能を大幅に向上させます。
Hydraではオフチェーンでトランザクションを処理する「Head(ヘッド)」と呼ばれる並列ネットワークを作成することが可能となっていますが、今回のツイートでは『最初のHydraヘッドが最近メインネットで公開された』と報告されています。
Hydra is a family of layer 2 protocols designed to make #Cardano more scalable and adaptable for various use cases that require fast and cheap transactions. The first Hydra head recently opened on mainnet.
This video is a great starting point for exploring the current release,… pic.twitter.com/g1moYifGNj
— Input Output (@InputOutputHK) May 4, 2023
Hydraは、Cardanoをよりスケーラブルにし、高速かつ安価なトランザクションを必要とする様々なユースケースに適応できるようにするために設計されたレイヤー2プロトコルのファミリーです。最近、最初のHydraヘッドがメインネットで公開されました。
以下のビデオは、現在の「v.0.10」を理解するための出発点として最適です。
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ブロックチェーン技術が世界中で広く利用されるようになった場合には、膨大な取引を処理できるだけの処理性能や拡張性が必要となるため、HydraはCardano関連の開発の中でも特に重要な項目の1つとして注目されています。
カルダノ(Cardano/ADA)のブロックチェーン上で新たなサービスが続々と開発されてきていることなどから、今後はCardanoネットワーク上での取引もさらに増加していくことになると予想されるため、Hydraのようなスケーリング技術はより重要になっていくと予想されます。
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