Bybit:レベル1以上の本人確認(KYC)が必須に|利用者は要注意
暗号資産取引所Bybit(バイビット)で、2023年5月8日から「Lv.1以上の本人確認」が義務化されることが明らかになりました。レベル1以上の本人確認が完了していない場合は、各種サービスが利用できなくなるため注意が必要です。
バイビット「Lv.1以上の本人確認」を義務化
Bybit(バイビット)は2023年4月24日に、個人向け本人確認(KYC)のよくある質問ページを更新し、Bybitのサービス利用者に対してレベル1以上の本人確認を必須化することを明らかにしました。
更新されたFAQページの内容によると、2023年5月8日以降はBybitの全ての商品・サービスでレベル1以上の本人確認が義務化されるとのことで、2023年5月8日時点で本人確認が完了していない既存ユーザーは、入金やあらゆる商品の新規取引ができなくなるとされています。
ただし、レベル1以上の本人確認が完了していない場合でも「現有ポジションの決済・保留中の注文のキャンセル・ローンの返却・出金」はできるとのことで、必要な本人確認手続きが完了すれば、引き続きBybitの各種サービスを利用することができるとも説明されています。
Bybitは2023年3月31日に「日本居住者向けにサービスを提供していた」として日本の金融庁から警告を受けていたため、今回の本人確認義務化はそのような警告などを考慮した上での対応である可能性があります。
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本人確認手続き(KYC)を行う際の注意点
Bybitの各種サービスを引き続き利用したい場合は、本人確認手続きを2023年5月8日までに完了する必要がありますが、本人確認手続きには最大48時間かかる場合がある(基本的には15分程度で完了する)とも説明されているため、本人確認手続きが完了していない場合は早めに作業を完了しておくことが重要であると考えられます。
また、本人確認手続きを行うことができる回数は「1日10回まで」で、24時間以内に10回以上拒否された場合は24時間経過後に再度申請を行う必要があるため、情報入力時などにはミスがないよう注意が必要です。
Bybitが受け付けている居住証明書・受け付けていない居住証明書としては以下のようなものが挙げられています。
【受け付けている居住証明書】
- 公共料金の請求書
- 正式な銀行取引明細書
- 自治体発行の住民票
- インターネット/ケーブルテレビ/家庭用電話回線の請求書
- 確定申告書
- 固定資産税の請求書
- 政府や自治体発行の居住証明書など
【認められない居住証明書】
- 国内パスポート
- 携帯電話の利用明細書
- 保険書類
- 医療費の請求書
- 銀行取引明細書
- 銀行または会社の紹介状
- 手書きの請求書・領収書
- 入国許可証
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