【週間海外NFTニュース】4/10〜4/16 | これだけは押さえておきたいニュース4選
NFTに興味はあるけれど時間がなくて情報をキャッチアップしきれない。ましてや海外で発信されている外国語のニュースなんて追ってられない。そんな方に向けて、本記事では、今週1週間に海外で発信されたニュースの中からNFTメディア編集部が厳選したものをまとめて紹介します。
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adidasが展開するNFTコレクション「Into The Metaverse」の続編「ALTS by adidas」が公開
スポーツアパレルブランドであるadidas(アディダス)は、2023年4月11日、NFT事業に関する今後の方針を明らかにしました。
アディダスは、2021年12月にNFTコレクション「Into The Metaverse(ITM)」を発表しており、今回の発表で、このNFT構想の最終段階である「ALTS by adidas」を公開しました。
「Into The Metaverse」はgmoney、PUNKS Comic、Bored Ape Yacht Club(BAYC)などの世界的に有名なNFTコミュニティとのパートナーシップによってリリースされたNFTコレクションです。
NFTコレクション「Into The Metaverse」のフェーズ1またはフェーズ2のNFTをお持ちの方は、ウォレットを公式サイトに接続してNFTをバーンすることで、アディダスのNFT構想のフェーズ3(最終段階)である「ALTS by Adidas」を手に入れることができます。
ユーザーは、NFTのミントを無料で行うことができますが、イーサリアムネットワークが設定するガス代を負担する必要があります。
また、「ALTS by Adidas」は、ダイナミックNFTであり、異なる特徴やあらゆるストーリー展開に対応する8種類の異なる「ALT[er] ego」(特性)が存在します。
所有する「ALT[er] ego」によって独自のアイデンティティを持つコレクションができるため、ユーザーに合わせ、パーソナライズされたNFTを提供することを可能にします。
ホルダー特典は以下の通りです。
・ALTS by Adidasのエコシステへの参加権:
アディダスが提供するデジタルコンテンツの、コミュニティメンバーになることができます。
・商業用知的財産権の取得
パーソナライズしたアバターの知的財産権を取得することができ、マネタイズに利用することができます。
・バーチャルウェアラブルアイテムへのアクセス権
バーチャルウェアで自分のアバターをカスタマイズすることができます。
・限定コミュニティイベントへの招待
ホルダー限定の集まりやDiscordチャンネルに参加でき、コミュニティ意識やワクワク感を仲間と共有することができます。
企業:adidas
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Mastercard(マスターカード)が新人ミュージシャンを支援するWeb3音楽プログラム「Mastercard Artist Accelerator」を発表
引用:Mastercard Artist Accelerator
Mastercard(マスターカード)は、2023年4月12日から3日間にわたって開催されたNFTイベントNFT NYCにて、「Mastercard Music Pass NFT(マスターカード・ミュージック・パス・NFT)」を発表しました。
Mastercard Music Pass NFTのホルダーは、マスターカードによる新たなプロジェクトであり、新人ミュージシャンのためのWeb3音楽プログラムの「Mastercard Artist Accelerator(マスターカード・アーティスト・アクセラレーター)」にアクセスすることができます。
Mastercard Artist Acceleratorは、Polygon(ポリゴン)チェーンを採用しており、ミュージシャンのキャリアアップを支援するために、無料の教材やAIツールを提供するプラットフォームです。
これは、Web3テクノロジーを使うことで、ファンやミュージシャンの記憶に残るようスケール感のある体験を提供するものです。
マスターカードは、グラミー賞、ラテン・グラミー賞、ブリット・アワードの支援をはじめ、メタバースにてSonic Latin America Music Festival(ソニック・ラテン・アメリカ・音楽フェスティバル)という名の音楽イベントを開催しており、音楽分野の支援者として、貢献しています。
この新しいプログラムでは、ミュージシャンは5人の専門家(メンター)の指導を受けながら、AI音楽スタジオにてコンテンツ制作を学び、メンタリングを受け、ブロックチェーンを利用して作品を収益化し、ファンコミュニティを構築するためのスキルを学ぶことができます。
企業: Mastercard
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NikeがWeb3プロジェクト「.SWOOSH」初のNFTコレクション「Our Force 1」の詳細を発表
スポーツアパレルブランドであるNike(ナイキ)は、独自のWeb3プロジェクト「.SWOOSH(ドットスウッシュ)」初のNFTコレクション「Our Force 1(アワー・フォース・ワン)」の詳細を明らかにしました。
Our Force 1は、デジタルポスターの無料エアドロップから始まります。
このデジタルポスターは、ナイキの発売当初の広告を表現したものであり、.SWOOSHからランダムに選ばれた一部のメンバーに、優先的に提供されます。
そして、ポスターを受け取ると、コレクションの販売にアクセスすることができます。
エアドロップで受け取れなかった方は、一般販売に参加することができます。
Our Force 1は、以下の2形態のボックスが用意されています。
・Classic Remix box(クラシックリミックス・ボックス)
1982年から2006年までのAF1コレクションからインスピレーションを得たAF1
・New Wave box(ニューウェーブ・ボックス)
2007年から現在、そして未来からインスピレーションを受けた、次世代を見据えた全く新しいAF1
コレクションの価格や数量は近日中に公開される予定です。
また、ホルダー特典についても今後紹介される予定であり、フィジカル版アイテムや、限定体験へのアクセス権が用意されることになっています。
さらに、ナイキはコレクションについて、今後マーケットプレイスをローンチすることを発表しており、ユーザーがより多くのコレクションを獲得し、アイテムを増やしていく機会を提供することを発表しています。
企業:Nike
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https://blog.swoosh.nike/our-first-visual-collection-is-coming-3a67f1ba6229
Canon USAが写真NFTマーケットプレイス「Cadabra(カダブラ)」を発表
Canon USA(キヤノン USA)は2023年4月14日、写真に特化した革新的なNFTマーケットプレイス「Cadabra(カダブラ)」をリリースすることを発表しました。
カダブラマーケットプレイスは、トークン化された多様な写真を公開し、アーティストが作品を唯一無二の価値あるNFTとして提供することを可能にするプラットフォームです。
カダブラでは、デジタルと伝統的なアート作品の両方に対する需要の高まりを利用し、アーティストは、デジタル画像に加えて、自身の作品のプリントしたフィジカル版も販売することができます。
これにより、アーティストに新たな収入源を提供することができるようになります。
これらの販売プロセスを円滑にするため、キヤノンはフィジカルプリントの販売から発送業務までを担当し、購入者にタイムリーかつ効果的に商品を届ける仕組みを導入しています。
さらに、カダブラは、クレジットカードやデビットカード、仮想通貨(暗号資産)などの、さまざまな支払い方法を用意しており、幅広いユーザーにとってアクセスしやすく便利なサービスを実現します。
この新しいマーケットプレイスは、2023年後半に正式にサービスを開始する予定であり、急成長するWeb3市場においてキヤノンの地位を築くものになると考えられています。
また、キヤノンは、カダブラに参加するフォトグラファーをまだ公表していませんが、業界におけるキヤノンの知名度から、優秀な人材が集まることが予想されています。
企業:Canon USA
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最後に
この記事では、1週間の海外ニュースを厳選して紹介しました。
国内の話題も毎週まとめて紹介しているので、国内の動向が知りたい方は是非こちらもご覧ください。
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参照元:NFT Media