バイナンスUS、Spell Token(SPELL)・TRON(TRX)上場廃止へ。米国規制の影響

バイナンスUSがSPELL、TRXを上場廃止へ

大手暗号資産(仮想通貨)バイナンス(Binance)の米法人であるバイナンスUS(Binance.US)が、暗号資産(仮想通貨)スペル:Spell(SPELL)とトロン:TRON(TRX)の上場廃止予定を4月12日発表した。

発表によると廃止される取引ペアは、TRX/USD、TRX/USDT、TRX/BTC、SPELL/USD、SPELL/USDTとなっており、今月18日に廃止されるとのこと。またSPELLとTRXの入金は既に終了しているが出金については引き続き可能となっている。

なおトロンネットワーク上で発行されたTRC-20のUSDTおよびUSDCは引き続きサポートされるとのことだ。

そしてバイナンスは暗号資産の上場を廃止する場合の理由として「取引量と流動性」、「ネットワークおよびスマートコントラクトの安定性」、「外部または内部の攻撃によるネットワークの回復力の変化」、「米国における規制上の地位」、「健全で持続可能な暗号エコシステムへの貢献」、「開発活動の明らかな進歩と成長」、「非倫理的および詐欺行為または過失の証拠」などを挙げている。

またバイナンスでは今月11日に、ケップル:Kepple(QLC)、ネブリオ:Neblio(NEBL)、オート:Auto(AUTO)を上場廃止予定であることを発表している。廃止される取引ペアは、QLC/BTC、NEBL/USDT、NEBL/BUSD、NEBL/BTC、AUTO/USDT、AUTO/BUSD、AUTO/BTCとのこと。

なお各銘柄の廃止は今月18日を予定しており、出金については7月18日まで可能とのことだ。

TRXは暗号資産の時価総額ランキングで17位に位置するトークンだ。TRXを発行するトロンのCEOジャスティン・サン(Justin Sun)氏は今回のTRX上場廃止について、「バイナンスUSでの取引量は1日あたり200万ドル未満の為、TRX市場への影響は比較的小さいと指摘したい」とし、また「TRXの現在の総取引量は1日あたり約4億ドル(533億円)です」とブロックチェーンメディアThe Blockに対しコメントしている。

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参考:バイナンスUS
images:iStocks/Ninja-Studio

参照元:ニュース – あたらしい経済

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