マウントゴックス:返済情報の登録期限が終了|債権者への弁済時期は?
2014年に経営破綻した暗号資産取引所Mt.Gox(マウントゴックス)は2023年4月7日に、弁済方法の選択・受取人登録の期限を迎えたことを発表しました。仮想通貨業界では、マウントゴックスの弁済時期に注目が集まっていますが、今回の発表では弁済開始時期についての説明も行われています。
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今後は再生管財人が認めた場合のみ選択・登録が可能
Mt.Gox(マウントゴックス)は2023年4月7日に、日本時間2023年4月6日に「弁済方法の選択」や「弁済先情報の登録」を行うことができる期限を迎えたことを発表しました。
資金返還に関する情報登録の期限を迎えたことによって、今後はこれらの選択・登録を行なったり、選択・登録の内容を変更することができなくなるとのことですが、再生管財人が別途認めた場合には選択・登録を行うことができるということも説明されています。
今後は「今回選択・登録された情報の内容確認」や「弁済に関与する銀行・資金移動業者・仮想通貨取引所・カストディアンとの協議や情報の連携」など、弁済実施に向けた準備を行なっていくとのことで、これらの準備作業が必要となるため、実際の弁済開始までにはしばらく時間がかかる見込みだと報告されています。
債権者への具体的な弁済実施時期は?
基本弁済・中間弁済・早期一括弁済は日本時間2023年10月31日までに実施される予定となっていますが、各債権者への具体的な弁済実施時期は未定とされています。また、今回の発表では『一部の弁済については東京地方裁判所の許可を得て別の期限を定める可能性がある』とも説明されています。
マウントゴックスの弁済については「登録期限満了後の速やかな弁済実施」に期待する声も出ていましたが、実際に弁済が開始されるまでにはもうしばらく時間がかかることになると予想されます。
Mt.Goxは「14万1,686 BTC」と「14万2,846 BCH」を保有していると報告されているため、これらの仮想通貨が弁済されることによってビットコインやビットコインキャッシュで売り圧が高まる可能性があると懸念されていましたが、今年3月には「Mt.Gox最大の債権者であるMt Gox Investment Fund(MGIF)は、弁済予定のビットコインを売却しない方針を示した」とも報じられているため、そのような懸念も和らいできています。
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