ビザとフォールドがビットコイン報酬プログラムの拡大計画を発表
提携するビザ(Visa)とフォールド(Fold)は、ビットコイン(BTC)の決済還元プログラムを、南米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域に拡大する計画です。これにより新たに数百万というユーザーが、日々の買い物でビットコインによる報酬を得られるようになります。
ビットコイン還元プログラムの拡充
世界最大の決済システムであるビザと、ビットコインによる決済還元アプリを提供するフォールドは、提携して行っているプログラムの拡充を発表しました。このサービス拡充により、これまでは利用できなかった地域でも、ユーザーは日々の決済でビットコインによる報酬を得られるようになります。
ビザは「Fintechファストトラックプログラム」により、スタートアップ企業との提携を進めています。フォールドはビザのバックアップを受け、デビット・ビザカード(フォールド・カード)をはじめとする決済還元プログラムを提供しています。
ビザとフォールドの提携は、フォールド・カードを利用するユーザーに、決済に応じたビットコインでの還元を提供するために実行されました。さらに暗号資産(仮想通貨)人気が高まる中で、両社はこのプログラムを世界のより広い地域にまで拡大することを目指しています。今回新たな地域にサービスを拡大することで、数百万という新規ユーザーがこのプログラムに参加できるようになるでしょう。
仮想通貨市場拡大に積極的なビザ
ユーザーが買い物でフォールド・カードを利用すると、決済ごとにビットコインが付与されます。消費者が仮想通貨を手にしやすくすることで、ビザとフォールドは世界中でのデジタル資産活用を強化する狙いがあると見られます。
ここ数年でいくつかの仮想通貨関連企業と提携するなど、ビザはデジタル資産の採用では常にリーダーシップを発揮しています。フォールドとの提携により、ビジネスと一般消費との両方で、仮想通貨の提供の拡充が可能になっています。
フォールドのCEO(最高経営責任者)であるウィル・リーブス(Will Reeves)氏は、今回の提携拡大によって、より多くの人々が決済還元プログラムを利用できるようになり、仮想通貨そのものの利用拡大にも貢献するだろうと、興奮を隠すことなく述べました。
さらにリーブス氏は、このプログラムのアメリカ国内での成功が、こうした報酬システムの需要を証明しており、その自信が計画を拡大する原動力になっているとも述べています。
ビザとフォールド両社は、プログラムを新しい地域に拡大することで、デジタル通貨がさらに広い社会で受け入れられる体制づくりを強化しようとしています。こうした動きは、社会が仮想通貨を金融ツールとして包含する助けになるかもしれません。さらには、日々の活動の中で拡大するデジタル資産の活用に、新しい道を拓くかもしれません。
参考
・Visa and Fold expand bitcoin rewards program together
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