【週間海外NFTニュース】3/20〜3/26 | これだけは押さえておきたいニュース4選
NFTに興味はあるけれど時間がなくて情報をキャッチアップしきれない。ましてや海外で発信されている外国語のニュースなんて追ってられない。そんな方に向けて、本記事では、今週1週間に海外で発信されたニュースの中からNFTメディア編集部が厳選したものをまとめて紹介します。
▼NFTに関して詳しく知りたい方はこちらから
マイクロソフトがウェブブラウザへの仮想通貨ウォレットのテスト導入を開始
大手ソフトウェア企業のMicrosoft(マイクロソフト)が、Windowsに搭載されているウェブブラウザ「Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)」に、仮想通貨ウォレットの導入テストを行っていることがわかりました。
この機能は、単なるブラウザの拡張機能ではなく、Microsoft Edgeのブラウザに組み込まれる予定です。
ソフトウェアに関する記録を行っているというAlbacore(アルバコア)氏によると、このウォレットは、ユーザーがデジタル資産を安全に保有や管理できる、分散型アプリケーションDApps(ダップス)と関わっている「ノンカストディアル(非保護型)ウォレット」であるようです。
これは、このウォレットを使えば、サードパーティの管理者会社を必要とせずに、自分のデジタル資産を完全に個人で管理することができるということです。
また、ウォレットはすでにMicrosoft Edgeにテスト導入されていますが、まだユーザーはアクセスできないとのことです。
さらにユーザーは、マイクロソフトの仮想通貨ウォレットを使うことで、仮想通貨取引所であるCoinbase(コインベース)と電子決済サービスのMoonPay(ムーンペイ)に手軽にアクセスできるようになる可能性があります。
他にも、「さまざまなマーケットプレイスを閲覧して最初のNFTを見つけよう」と書かれたNFTのページが用意されていることから、あらゆるNFTマーケットプレイスでの取引に対応していくことが考えられます。
ウォレットは、NFTを安全に管理し、NFTマーケットプレイスで取引する際に必要であるため、NFTを利用する上で欠かせない存在です。
企業:マイクロソフト
▼詳しくはこちらから
https://nftnewstoday.com/2023/03/19/microsoft-tests-web3-wallet-integration-in-edge-browser/
村上隆氏がデザインしたスニーカー【RTFKT × Nike Air Force 1】とは?
デジタルスニーカーやバーチャルウェアなどの制作を手掛けるクリエイター集団「RTFKT(アーティファクト)」が、Nikeの大人気スニーカーAir Force 1(エアフォース1)のNFTコレクションのフィジカル版を発表しました。
このコレクションは、Nikeと共同で開発が進められ、世界的に有名なアーティストの村上隆氏が、デザインを担当しました。
RTFKTは、2021年にNikeによって買収されたクリエイター集団であり、これまでに、現物のスニーカーと交換可能な「Cryptokicks iRL」と呼ばれるNFTコレクションなどを公開しています。
今回の発表は、NFTホルダー向けにフィジカルのスニーカーを提供することを目的としており、ウェブサイトには、「村上隆氏の限定デザインが施されたRTFKT×Nikeのエアフォース1コレクションで、未来に踏み出そう」と書かれています。
2023年4月24日から5月8日に、RTFKTのウェブサイトにてNFTのホルダー向けにフォージングイベントが開催され、この期間にフィジカルのスニーカーを注文することができます。
スニーカーの入手に必要なこのNFTはすでにミントされており、ホルダーはフォージングイベントで取引にかかるガス代のみを支払うことで、スニーカーを獲得することができます。
また、まだNFTを所有していない場合は、NFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)にて対象のNFTを購入することで、フォージングイベントに参加することができます。
スニーカーのデザインは、お馴染みの花がモチーフにされた「Murakami.flowers(村上フラワー)」のデザインを含む全10種類が用意されています。
企業:RTFKT
▼詳しくはこちらから
https://rtfkt-x-nikeairforce1.rtfkt.com/
Magic Eden(マジックエデン)がビットコインNFTに対応したマーケットプレイスを新たにリリース
NFTマーケットプレイスのMagic Eden(マジックエデン)は、ビットコインブロックチェーンのNFTである「Ordinals(オーディナルズ)」に対応したマーケットプレイスを新たに発表しました。
Ordinalsを扱うMagic Edenでは、新たにHiroとXverseの2つのビットコインウォレットに対応し、出品、購入、販売がスムーズになるとのことです。
今回、Magic Edenは、Ordinalsに対応するためにビットコインをはじめ、Solana(ソラナ)、Ethereum(イーサリアム)、Polygon(ポリゴン)に対応チェーンを拡大しました。
Magic Edenの共同設立者兼CEOであるJack Lu(ジャック・ルー)氏は、今回のサービス開始について、「ビットコイン上では、アップロードされた情報はすべてにおいて、変更や削除ができないシステムになっています。このシンプルさが、クリエイターにとって大きな魅力となっています」と述べています。
また、Magic Edenは、人気コレクションであるinscribed pepesやTaproot Wizards、Bitcoin Banditsと提携し、より多くのユーザーにビットコインNFTマーケットプレイスを活用してもらおうと試みています。
企業:Magic Eden
▼詳しくはこちらから
https://nftnewstoday.com/2023/03/22/magic-eden-launches-bitcoin-nft-marketplace/
【NFT×K-POP】G-DORAGONのNFTコレクション「Archive of PEACEMINUSONE」がOpenSeaに登場
世界的な人気を誇る韓国のアイドルグループ、BIGBANG(ビッグバン)のメンバーであるG-DRAGON(ジードラゴン)のNFTコレクション「Archive of PEACEMINUSONE」が、OpenSeaにて公開されました。
「Archive of PEACEMINUSONE」は、G-DRAGONが描いたオリジナルペインティング「Archive 2016」をパズルピースにしたNFTコレクションです。
「Archive 2016」は、スプレーで描かれた大胆な色彩のグラフィティスタイルが特徴であり、現在に対する疑問や新しい芸術に対する情熱を描いていた作品です。
このコレクションは、NFTスタジオのFandom(ファンダム)と共同制作され、BNBチェーン上で取引されています。
この「Archive of PEACEMINUSONE」は、3回にわたってリリースされる予定であり、リリースの時期によって価格やレア度、特典が異なります。
リリース時期、個数、価格は以下の通りです。
1 | 2023年3月21日 | 13,444個 | 88ドル(約11,400円) |
2 | 2023年4月22日 | 1,888個 | 288ドル(約37,400円) |
3 | 2023年4月29日 | 654個 | 488ドル(約63,500円) |
また、パズルピースごとにそれぞれホルダー特典が用意されています。
ホルダー特典:
・パズルのピースがプリントされたグッズを注文できます。
・フィジカル版の証明書
・PEACEMINUSONEが制作したパズルゲームへのアクセス権
さらに、一部のホルダーには、
・コンサートチケット
・グッズ販売の早期アクセス権
・G-DRAGONの直筆サインや落書き入りのフィジカル版の証明書
などのさらに豪華な特典が用意されています。
企業:G-DRAGON
▼詳しくはこちらから
最後に
この記事では、1週間の海外ニュースを厳選して紹介しました。
国内の話題も毎週まとめて紹介しているので、国内の動向が知りたい方は是非こちらもご覧ください。
▼週間NFTニュース
参照元:NFT Media