NFTエコシステム構築するDART’s「DARトークンのIEO」実施へ|コインベストと協力
暗号資産取引所CoinBest(コインベスト)は2023年3月24日に、NFTエコシステムの構築を行う「DART’s株式会社」との間で、同社が発行する仮想通貨DARトークン(Digital Asset Right Token)のIEO実施に向けた契約を締結したことを発表しました。
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コインベストがIEO事業に参入
CoinBest(コインベスト)は2023年3月24日に、NFTエコシステムの構築を行う「DART’s株式会社」との間で、DART’s株式会社が発行する仮想通貨DARトークン(Digital Asset Right Token)のIEO実施に向けた契約を締結したことを発表しました。
コインベストは2020年12月から仮想通貨関連サービスを提供している暗号資産取引所であり、記事執筆時点では「販売所・取引所形式の暗号資産現物取引サービス」「暗号資産の大口取引サービス」「法人向けのビットコインマイニングサービス」などのサービスが提供されています。
日本国内では暗号資産交換業者がプロジェクトを審査した上でトークン販売を行う資金調達方法である「IEO」が徐々に増えてきていますが、コインベストもこのIEO事業に新規参入するとのことで、IEO第一弾ではDART’s株式会社が発行するDARトークンが販売される予定だと報告されています。
各種手数料が無料、暗号資産取引所CoinBestとは?
DARトークン(Digital Asset Right Token)とは?
DARトークン(Digital Asset Right Token)は、資産価値の定義・価値保全・資産取引に伴う収益分配の機能を提供するためのブロックチェーンを中心としたネットワークである「DART’s(ダーツ)」のエコシステム内で決済用に利用される暗号資産トークンであり、⾼度に機能化されたNFTやRFTの発⾏・流通に伴い、クリエイターや関与者などへの収益配分に⽤いられます。
RFT(リ・ファンジブル・トークン)とは、唯⼀無⼆のNFTに付随する諸権利を個別に定義し、複製して流通させる第3のトークンであり、DART’sでは「FT・NFT・RFT」という3つのトークンの真価が発揮され、IoTフルカバーでスマートコントラクトが縦横無尽に実行される世界の創出が計画されています。
DART’s(ダーツ)は、NFTとRFTを効率的かつ安価に発行・流通させるためにEthereumと互換性のあるプライベート・ブロックチェーン「DART’s Chain(ダーツチェーン)」を構築することで、イーサリアムが直面するガス手数料高騰や価格不安定性などの課題を解決します。
DART’s Chain(ダーツチェーン)はイーサリアムをはじめとする複数のブロックチェーンとの相互接続(インターオペラビリティ)も有しており、NFTやRFTの発行・流通の中核となるクロスチェーン・プラットフォームとしても機能します。
なお、DARトークンでは実社会での実効性を持たせるために「世界各国の暗号資産取引所で法定通貨と交換できるようにすること」が計画されており、DART’sエコシステムでは「あらゆる産業に向けて、資産価値の定義、資産価値の保全、著作権及び著作隣接権の保全・取引・流通・販促・決済・収益分配等の利便性を提供し、NFTやRFT市場の変革に寄与すること」が目標として掲げられています。
DARトークンのIEO開催日時などの詳細は現時点で明らかにされていないため、今後の新たな発表にも注目です。
>>「DART’s」の公式サイトはこちら
>>「CoinBest」の公式発表はこちら
3月末には「NIDTのIEO」も予定