ポリゴンラボとイミュータブルが提携、ゲーム専用「イミュータブルzkEVM」発表
ポリゴンチェーン採用のための開発・成長チームであるポリゴンラボ(Polygon Labs)は3月20日、イーサリアム(Ethereum)L2スケーリングソリューションのイミュータブルエックス(Immutable X)を開発するミュータブル(Immutable)と共に、Web3ゲーム開発を加速させるZKテクノロジーを採用したゲーム専用ソリューション「イミュータブルzkEVM(Immutable zkEVM)」を発表した。
今後数カ月のうちに発売予定
イミュータブルzkEVMは、イミュータブルプラットフォームをフルサポートした新しいEVM互換のネットワーク。今回の発表によると、今後数カ月のうちにローンチ予定。また、ゲーム開発者は、イミュータブルzkEVMとの統合を早期に開始するための初期ドキュメントを入手することができる。イミュータブルzkEVMを使うことで、大規模なゲームスタジオや独立系デベロッパーは、Web3対応ゲームの開発がより迅速かつ容易になり、リスクも少なくなるという。
またポリゴンラボは、スケーラビリティと取引コストを低減することで、イーサリアムの使用と構築の経験を改善を図るポリゴンzkEVMの開発を2022年7月に発表した。さらに、ポリゴンzkEVMメインネットベータを3月27日に提供開始する。
デジタル所有権を世界中の数百万の人々にもたらす
ポリゴンラボのライアン・ワイアット(Ryan Wyatt)社長は、「イミュータブルとの提携は、開発者に力を与え、ユーザーがゲーム内資産を真に所有できるようにするという我々の使命において、記念すべき一歩だ」と述べた。また同氏は、「イミュータブルの世界トップクラスのゲームプラットフォームを活用することで、ゲーム開発がシームレスになり、豊かでユニークなゲーム体験の創造を可能にする」とも語っている。
イミュータブルのロビー・ファーガソン(Robbie Ferguson)社長兼共同創設者は、「現在、数百のゲームスタジオと数百万のプレイヤーにサービスを提供しているNo.1のweb3ゲームプラットフォームとポリゴンのクラス最高のzkEVM技術を組み合わせることで、私たちはWeb3の主流を取るために準備ができているイーサリアム中心のゲームエコシステムを構築し、デジタル所有権を世界中の数百万の人々にもたらす」と話した。
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