世界シェアNo.1の顧客管理システムを提供するSalesforce（セールスフォース）社が、2023年3月15日、新たなWeb3プロジェクト「Salesforce Web3（セールスフォース・ウェブスリー）」を発表しました。

この新たなプロジェクトは「信頼できる、持続可能なデジタルコミュニティを構築するのを支援する」ことを目的としています。

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企業によるNFTの作成、管理、展開を支援するプロジェクト

Salesforce Web3は、企業がNFTを作成、管理、展開するのを支援し、高い信頼性、拡張性、サステナブルな方法でこれらを遂行できるようにします。

また、同プロジェクトは、セールスフォースのCRM（顧客関係管理）プラットフォーム「Customer 360」と、Web3のデータを連携させることで、顧客とサービスの関わり方について、より深いデータを得ることができるようになります。

セールスフォースのテクノロジー部門を担当するSVP（シニア・ヴァイス・プレジデント）のアダム・キャプラン氏は、「私たちには、Web3技術やNFTを活用したいと考えているお客様からの多くの期待が寄せられています」と述べています。

さらに、キャプラン氏は、NFTのようなデジタル資産は、

• デジタルコミュニティの構築
• デジタルツインの作成
• ロイヤルティプログラムの推進

など、企業にとって、ファーストパーティデータ（企業が自社で収集したデータ）を活用する新しい選択肢となると考えています。

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シームレスで安全性の高いNFT管理機能システム

このNFT管理機能は、企業がNFTコレクションを作成・管理するシーンで活用されます。

さらに企業は、セールスフォースの自動化ツール「Salesforce Flow」を利用することで、顧客のインサイト表示、ブロックチェーンアクティビティの把握、プロセスの自動化を行うことができます。

Salesforce Web3は、顧客がスマートコントラクトのようなブロックチェーンの非常に複雑な部分を理解する必要がないプラットフォームです。

顧客のみならず、エンドカスタマーを保護するために、業界をリードするセキュリティとトラスト機能が組み込まれており、これらの機能によって安全にWeb3やNFTへの参入をすることができます。

さらにこのプラットフォームは、既存のNFTマーケットプレイスではなく、企業のウェブサイトから直接NFTを購入することができるようにする点も、シームレスで安心できるポイントです。

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顧客とデジタル技術との関わりを把握する機能

Salesforce Web3は、Web2とWeb3を統合することで、オムニチャネル体験を実現する「Web3 Connect」も展開しています。 

これによって企業は、顧客がNFTコレクションとどのように接しているかを全方位から把握することができるようになります。

すなわち、顧客とデジタル技術との関わり方をより深く認識することができるようになるのです。

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Web3やNFTを活用したロイヤリティプログラムを開始する企業が急増

最近では、Web3やNFTを活用したロイヤリティプログラムを開始する企業が急増しています。

例えば、オランダ発のファッションブランドScotch & Soda（スコッチ&ソーダ）は、SalesforceによるWeb3支援を受けて、「Club Soda 3.0」と呼ばれるパイロットプログラムを開始し、NFTへの参入を進めることができました。

スコッチ&ソーダ Club Soda 3.0：https://web3.scotch-soda.com/

Salesforce Web3は、アクセンチュアやデロイト・デジタルなどのグローバルコンサルティング企業と提携しており、今後さらに、あらゆる企業のWeb3プロジェクトの展開サポートをしていくことが考えられます。

Salesforce：
https://www.salesforce.com/news/stories/web3-nft-news/

Salesforce 公式ツイート：

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元記事：https://nftnewstoday.com/2023/03/16/salesforce-announces-new-web3-platform

参照元：NFT Media