【週間海外NFTニュース】3/6〜3/12 | これだけは押さえておきたいニュース5選
NFTに興味はあるけれど時間がなくて情報をキャッチアップしきれない。ましてや海外で発信されている外国語のニュースなんて追ってられない。そんな方に向けて、本記事では、今週1週間に海外で発信されたニュースの中からNFTメディア編集部が厳選したものをまとめて紹介します。
▼NFTに関して詳しく知りたい方はこちらから
大手ECサイト運営会社AmazonがNFTマーケットプレイス「Amazon Digital Marketplace」をリリース予定
引用:Amazon
大手インターネット通販サイトを運営する「Amazon(アマゾン)」が、2023年4月24日に独自のNFTマーケットプレイス「Amazon Digital Marketplace(アマゾン・デジタル・マーケットプレイス)」をローンチすることがわかりました。
サービス開始当初は、利用可能地域をアメリカに限定して展開される予定です。
最近では「OpenSea(オープンシー)」と「Blur(ブラー)」の2つのマーケットプレイスが競合を見せていますが、この新しいマーケットプレイスが今後、NFT業界でどのような存在になるかが気になるポイントです。
Amazon Digital Marketplaceは、15種類のNFTコレクションの販売からスタートするようです。
このNFTコレクションは、現実世界の資産と関連づけられています。
つまり、デジタル兼フィジカルのNFTアイテムであり、NFTを購入すると実物アイテムが自宅に配送される仕組みになっています。
また、4月のサービス開始時点では、利用可能地域をアメリカに限定しており、その後徐々に他の国にも広げていく予定です。
Amazon Digital Marketplaceではユーザーはクレジットカードによる決済が可能であり、今後は、仮想通貨決済が採用される可能性もあります。
企業:Amazon
▼詳しくはこちらから
【OpenSeaで上位にランクイン】新たなNFTコレクション「Momoguro」とは
引用:OpenSea
短編映画や仮想現実(VR)の部門で9つのエミー賞を受賞しているアニメスタジオ「Baobab Studios」が、イーサリアムをベースとしたNFTコレクション「Momoguro」を発表しました。
同スタジオは、NFTがどのようにユーザーの興味を引き付け、物語への没入体験をより強固なものにしているのかを調査するため、Web3事業に参画しました。
ディレクターであるニコ・カサベッキア氏の協力のもと、マルチメディアディレクター兼アニメーターのマーティン・アレー氏がこのプロジェクトを制作しました。
MomoguroはNFTとRPGが融合するファミリー向けのプロジェクトであり、ユニークな力を持つ「Momos」と呼ばれる生き物が住むファンタジーの世界であるMomoguroが表現されています。
同プロジェクトは発売後わずか数時間で完売し、NFTマーケットプレイスOpenSeaの週間ランキングで10位にランクインしています。
現在売り切れているNFTは1枚あたり0.22ETH、約365ドル(約5万円)で取引されました。
また、Momoguro RPGが2023年の第2四半期に発売予定です。
このゲームは、「Holoselfs」と呼ばれるNFTのキャラクターを保有することでアクセスが可能であり、仮想通貨ImmutableXを基盤とし、NFTをゲームのコア機能として搭載する予定です。
企業:Baobab Studios
▼詳しくはこちらから
スターバックスが初のNFTコレクションを発売
アメリカ発祥のコーヒーチェーン店のスターバックスは2022年9月12日に、NFTを活用した新プロジェクト「 Starbucks Odyssey(スターバックスオデッセイ)」を発表しており、2023年3月に最初のNFTコレクション「Journey Stamp(ジャーニースタンプ)」を発売しました。
スターバックスには、「スターバックスリワード」と呼ばれる既存のポイントサービスがあり、その拡張プログラムとして「スターバックスオデッセイ」が公開され、SNSで話題となっていました。
「ジャーニースタンプ」は、シアトルにあるスターバックス一号店やラテアートがモチーフにされています。
このコレクションは、スターバックスオデッセイの会員のみが購入可能であり、1つ100ドル(13,500円)で販売され、20分以内に完売しました。
このNFTの保有者は、会員レベルを上げることができ、バーチャル体験やコーヒー農園への旅行など、さらなる特典を受けることができます。
スターバックスがNFT参入した背景には、顧客との新たな関わり方を構築する目的があります。
スターバックスのCEOであるケビン・ジョンソン氏は、今後3年間の収益成長を加速させるための枠組みを含む「改革計画」を実施しており、既存店売上高の強化、店舗数の増加、継続的な利益率の拡大を計画しています。
この計画の一環として、スターバックスオデッセイが立ち上げられました。
NFT参入によって、人々が集い、くつろぎ、つながることのできる、職場と家庭の間の第三の場所として機能することを意味する「サードプレイス」の概念を拡張していくでしょう。
企業:スターバックス
▼詳しくはこちらから
https://nftnewstoday.com/2023/03/11/starbucks-sells-out-nft-launch-in-20-minutes/
NFTマーケットプレイス「Foundation」がオープンエディションのNFTを発売
引用:Foundation
2021年に登場したイーサリアムチェーンのNFTマーケットプレイス「Foundation(ファンデーション)」がオープンエディションのNFTを発表しました。
オープンエディションとはNFTのドロップスタイルの一つであり、Twitterの認証マークがモチーフにされたコレクション「Checks VV Edition」で話題となりました。
オープンエディションのNFTは、制作個数に上限がなく、比較的低価格で販売することによって、希少価値を生み出すのではなく、NFT購入への参入障壁を低くすることで売上を伸ばしているのが特徴です。
今回発表されたFoundationのコレクションは、24時間限定でNFTがミントでき、購入者は独占権を得ることができます。
コレクションの公開記念に、フリームントも行われていました。
また、Fundationでは、コレクションの収益を最大4人で分配できる機能が実装されています。
これは、各受領者の収益の分配率を設定することで、一次販売と二次流通でそれぞれが獲得できる収益の金額を決定することができる仕組みです。
企業:Foundation
▼詳しくはこちらから
ポケモンがついにWeb3に参入か
引用:Decrypto
アメリカに位置しているポケモン社の子会社「The Pokémon Company(ザ・ポケモン・カンパニー)社」が、Web3関連人材の求人を出したことから、Web3関連事業への参入の可能性があることがわかりました。
求人の具体的な内容としては、「ブロックチェーン技術やNFT、メタバースなど、Web3に関する深い知識と理解を持つ人」を探しているとのことです。
ポケモンがNFTなど、Web3事業を発表すると業界に大きな影響を与えることはいうまでもありません。
ポケモンは、アニメやカードゲーム、位置情報モバイルゲームアプリであるポケモンGOなど、あらゆるコンテンツをリリースしており、日本のみならず世界各国に多くのファンがいて、長年愛されているIPです。
(IPとは、アニメなどの知的財産のこと)
ポケモンの販売元である任天堂の古川俊太郎社長は、2022年2月、「メタバースに対する大きな可能性を感じているが、任天堂はメタバース向けのゲーム制作を急いではいない」と述べていました。
このような大手IPが今後、どの切り口からプロジェクトを発表し、どのようなコミュニティを構築していくのかが、注目のポイントです。
企業:The Pokémon Company
▼詳しくはこちらから
https://decrypt.co/123174/pokemon-company-hiring-web3-expert-nfts
最後に
この記事では、1週間の海外ニュースを厳選して紹介しました。
国内の話題も毎週まとめて紹介しているので、国内の動向が知りたい方は是非こちらもご覧ください。
▼週間NFTニュース
参照元:NFT Media