アメリカ最大イベントのスーパーボウルにて「DigiDaigaku」がフリーミントを実施し、大きな波紋を呼ぶ
先日開催されたアメリカ最大のスポーツイベントであるスーパーボウルにて、世界的に有名なゲームデザイナーが手がけたNFTコレクション「DigiDaigaku(デジダイガク)」のCMが放送され、大きな波紋を呼んでいます。
約650万ドルのCM枠
2023年2月13日、アメリカ最大のスポーツイベントであるスーパーボウルが開催されました。
スーパーボウルは、全米で1億人以上が視聴すると言われており、試合中に放送されるCM枠は莫大なPR効果を持っています。
そして、このスーパーボウルで唯一Web3関連のCMを流したのが、Web3のスタートアップ「Limit Break(リミット・ブレイク)」が制作したNFTコレクション「DigiDaigaku」です。
アメリカ最大規模のイベントでCMが流れることから、NFTにまだ触れたことのない層にもリーチできる点でとても期待が寄せられていました。
しかし、期待とは裏腹、DigiDaigakuはCMの放送後に多くの注目を集めましたが、結果としてNFT業界の人々の波紋を呼ぶこととなりました。
なお、このCM枠の費用は、約650万ドルでした。
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このCMの反響とは
DigiDaigakuのCMは、史上最大のミントイベントを実施することを目的としており、このCMを見た人は、CM内で映し出されるコードをスキャンすることで、1万個のNFTコレクションのうちの1つをフリーミントすることができるという仕組みが用意されていました。
しかし、実際に放送されたCMでは、QRコードはNFTのミントのページに結びついておらず、Limit BreakのCEO兼共同創業者であるガブリエル・レイドン氏のTwitterのプロフィールに飛ぶものでした。
ブリエル・レイドン ツイッター:
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試合終了後にさらに5,000個のフリーミントを実施
CM放送後まもなく、
- CMが放送される前にすでにレイドン氏がCMとフリーミントのリンクをツイートしていた
- イーサリアムウォレットを持っている人しかアクセスできないようになっていた
といったことが判明しました。
つまり、スーパーボウルを見ていた人の大多数がミントできない可能性があったということです。
レイドン氏はスーパーボウルの試合が終わる前に、さらに5,000個のNFTを無料で提供することを発表しましたが、このプロジェクトが今後どう転ぶかはまだわかりません。
また、DigiDaigakuのフリーミントを装った詐欺が頻発しました。
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Limit Break社のCEOレイドン氏は今回のプロジェクトを「成功」と考える
試合終了後のTwitterスペースにてレイドン氏は批判的な意見に対して、「何を期待されていたかは分からないが、私たちが思っていた通りのことをやりとげた」と述べていることから、世論がどうであれ、このプロジェクトは成功したと捉えていることが伺えます。
DigiDaigaku:https://digidaigaku.com/dragons
DigiDaigaku ツイッター:
Limit Break:https://limitbreak.com/
Limit Break ツイッター:https://twitter.com/LimitBreak
参照元:NFT Media