香港証券先物委員会「暗号資産取引所の規制」について意見募集|Huobiは香港進出を計画


香港証券先物委員会(SFC)は2023年2月20日に、暗号資産取引所の規制に関する協議を開始したことを発表し、仮想通貨取引所のライセンス制度導入に関する一般からの意見募集を開始しました。SFCは2023年6月1日に新しいルールを施行して、全ての中央集権型取引所にSFCへの登録義務を課すことを予定しており、新ルールには個人投資家に仮想通貨取引を許可する案が含まれているため、仮想通貨業界の発展にもつながる可能性があると期待されています。

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仮想通貨取引所の規制について意見募集

香港証券先物委員会(SFC)は2023年2月20日に、暗号資産取引所の規制に関する協議を開始したことを発表し、仮想通貨取引所のライセンス制度導入に関する一般からの意見募集を開始しました。

香港では2023年6月1日に新しいライセンス制度が施行される予定となっており、これによって香港で事業を展開したり香港の投資家向けにマーケティングを行う全ての中央集権型暗号資産取引所には「SFCへの登録義務」が発生することになっていますが、今回の発表ではこの新たな規制ルールについて2023年3月末まで一般からの意見を募集していることが説明されています。

具体的には『ライセンスを受けた暗号資産取引所が個人投資家にサービスを提供することを許可するかどうかについて意見を求めている』と説明されており、『もしも個人投資家へのサービス提供を許可するのであれば、提案されている一連の投資家保護措置に加えてどのようなルールを設けるべきか』についての意見も求められています。

個人投資家の参入に期待高まる

香港政府はこれまで投資家保護の観点から「800万香港ドル(約1億3,700万円)以上の資産を持つプロ投資家のみ」に仮想通貨取引を許可していましたが、今回の規制案には「個人投資家の仮想通貨取引を許可する提案」が含まれているため、個人投資家の仮想通貨取引が正式に許可されれば、香港の投資家が仮想通貨市場に参加し、仮想通貨業界の成長につながる可能性があると期待されています。

取引可能な暗号資産には「適格な大型暗号資産」という条件があり、具体的な銘柄については言及されていないものの、時価総額ランキングTOP2の暗号資産であるビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)はこの条件を満たすと考えられており、一般からの意見募集では「どのような投資家に仮想通貨取引の適正があると判断するのか」「どの銘柄を取引対象とするのか」などについての意見も求められていると報告されています。

また、暗号資産取引所には「本人確認・経済状況・投資経験・投資目的などといった投資家の情報確認」が求められることになるとのことで、取扱銘柄に関しても各暗号資産の審査を義務付けて、上場条件を満たしているかについて継続して調査することが事業者に求められることになるとも報じられています。

香港証券先物委員会(SFC)は今回の発表の中で『既存のプラットフォームを含むライセンス申請を計画している暗号資産取引所の運営者は新しい体制に備えるためにシステムと管理の見直し・修正を開始する必要がある』と述べており『ライセンス申請を行う予定のない企業は事業閉鎖の準備を開始する必要がある』とも説明しています。

Huobiは香港進出を計画|HT価格も急騰

なお、本日21日にはグローバルに仮想通貨関連サービスを展開している暗号資産取引所「Huobi(フォビ)」が香港でのライセンス獲得に向けて取り組んでいることを発表しており、この発表を受けてフォビトークン(HT)の価格は16%ほど急騰しています。


エキサイティングなニュース!Huobiは香港で暗号資産ライセンスを取得するために一生懸命取り組んでいます。私たちの目標は、香港で最初の完全に規制に準拠した取引所の1つとなり、アジア太平洋地域のユーザーと協力してデジタル資産の成長を促進することです!


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BitTrade(旧:Huobi Japan)の画像

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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