【月間海外NFTニュース】2023年1月|これだけは押さえたいニュース6選
本記事では、今月1ヶ月間の海外ニュースの中から、NFT Media編集者が話題のニュースを厳選し、まとめて紹介しています。
1週間ごとにもニュースを記事にまとめて紹介しているので、お手隙の際にぜひご覧ください。
Mercedes-BenzとアニメクリエイターブランドのSUPERPLASTICがコラボ、限定エディションを発売
高級自動車メーカー「Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)」は、限定コレクターズアイテムのリリースで知られるアニメやおもちゃのクリエイターブランド「SUPERPLASTIC(スーパープラスチック)」とコラボレーションすることを発表しました。
コラボレーションの皮切りとして、メルセデス・ベンツのマスコットである犬がモチーフのヴァッケルダッケル(首振り人形)を、SUPERPLASTICのキャラクター化させた「スーパーダッケル」を制作しました。
この首振り人形は、車のダッシュボードに乗せるおもちゃとして親しまれています。
SUPERPLASTICの創立者兼CEOであるポール・バドニッツ氏は、「ヴァッケルダッケルは、ポップカルチャーとカーマニアの象徴であり、新しい時代のためにヴァッケルダッケルを現代風にアレンジすることができるのは、とてもエキサイティングなことです。このようなキャラクターを新時代のために進化させる機会は、SUPERPLASTICチームにとって素晴らしい経験でした。」と述べています。
また、SUPERPLASTICは過去には人気NFTコレクションのBAYCともコラボしています。
今回のコラボレーションがNFT化されるかはまだ不明ですが、「今年後半に招待受付が開始される」と特設サイトに記載されています。
特設サイト:https://superplastic.co/pages/mercedes-benz
企業:SUPERPLASTIC
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BAYCが新イベントを発表、「DOOKEY DASH」とは?
Yuga Labs社のNFTコレクションBAYC(Bored Ape Yacht Club)が新たなミントイベント「DOOKEY DASH」を公開しました。
BAYCは2022年末に新プロジェクト「The Trial of Jimmy the Monkey」を公開しており、2023年いっぱいこのようなイベントが随時公開されていくことを発表しています。
DOOKEY DASHはエンドレスランニングゲームであり、下水道の中をアイテムを拾いながらできるだけ遠くまで進んで行くことに挑戦するものです。
DOOKEY DASHにてトップスコアを獲得した人は、リワードを得ることができます。
また、プレイにはSEWER PASSと呼ばれるNFTの保有が必要であり、獲得にはBAYCまたはMAYC(Mutant Ape Yacht Club)のNFTが必要です。(SEWERは下水道という意味)
2023年1月17日から2月8日までの期間、BAYCとMAYCのNFTホルダーには、SEWER PASS NFTが無料で提供されます。
このNFTの二次流通が開始されているマーケットプレイス「OpenSea」では、2023年1月30日現在のフロア価格は2.52ETH(約52万円)であり、サイト内のコレクションランキングのトップに君臨しています。
企業:Yuga Labs
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初の公共メタバースプラットフォーム「Metaverse Seoul」が韓国で誕生
韓国のソウル市は、ソウル市民が仮想空間で自治体のサービスにアクセスできる公共メタバースプラットフォーム「Metaverse Seoul(メタバース・ソウル)」の一般公開を開始しました。
独自の公共メタバースプラットフォームを立ち上げた都市は、ソウル市が初です。
メタバース・ソウルは、行政の全領域(経済、文化、観光、教育、苦情など)にわたるエコシステムを、メタバースプラットフォームで実現していく画期的なプロジェクトです。
5年後のビジョンとして、公文書へのアクセスや免許の取得、サービスに対する苦情申し立てなどができるフルサービスのバーチャルワールドを構築することを掲げています。
また、ソウル市の呉世勲市長は会見にて、「メタバース・ソウルは、時間や場所に影響されることなく、誰もが活用できる包括的な行政サービスです。そして、市民にとってこれから重要なコミュニケーションツールになることでしょう。」と述べています。
今後、直接役所に出向くことが困難な高齢者が、バーチャル体験にアクセスできるようにするなど、利用者の拡大を計画しています。
今回公開されたのは第1フェーズであり、2026年までに第3フェーズまで展開されていく予定です。
企業:ソウル市庁
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【NFT×不動産】島の一部を所有?フィリピン初のNFTリゾートがシアルガオ島にオープン
デジタルマーケティングやコンテンツ制作を手掛ける「Air Media NFT」が、NFTを使用した初のWeb3リゾートをフィリピンのシアルガオ島にオープンしました。
NFTコレクションには、シアルガオ島の人気サーフスポットであるCloud 9を含む、有名なスポットが描かれたピクセルアートのビーチヴィラが300棟登場する予定です。
この限定300個のNFTは、所有権を分割して複数人で1つのNFTを所有(共同保有)できる「フラクショナルNFT」というシステムが導入されています。
このシステムによって、不動産のような高額なものでも比較的少ないコストで購入できるほか、投資の幅が広がるため、多様なデジタルアセットへのアクセスが可能になることが考えられます。
今回のNFTの価格は、プライベートセールで1ETH、パブリックセールで約1.8ETHで2023年2月19日より特設サイトにて販売。
ホルダーには、年間10泊の宿泊特典と、フィリピンのシアルガオ島を巡るアイランドツアーが提供されるほか、食事や交通機関の割引などの特典がエアドロップで提供されます。
さらに、リゾートの年間ルーム売上に応じた配当金が自動的にホルダーに振り込まれます。
企業:Air Media NFT
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パステルカラーのデザインが特徴の着せ替えNFT「Doodles 2」がFlowチェーンでローンチ
人気のNFTコレクション「Doodles(ドゥードゥルズ)」は、Flowチェーンで「Doodles 2」をローンチすることを発表しました。
Doodlesは、イーサリアムネットワークをベースにした10,000個のNFTコレクションであり、ユニークな手描きのデザインのキャラクターとパステルカラーの色合いが特徴的です。
Doodlesの思想として「デジタルアイデンティティ」、つまり自分自身を表現するもの、自分自身をどう見ているかを表現するものという考えがあり、「既成概念にとらわれない」ことをビジョンに掲げています。
Doodles 2は、カスタマイズ可能なNFTであり、ホルダーは、髪型、アパレル、アクセサリー、ガジェットなどでDoodlesをオリジナルにスタイリングすることができます。
現在Doodlesをお持ちの方は、マーケットプレイス「Gaia」上で着せ替えパーツ(ウェアラブル)の取引が可能になっており、それぞれの個性を表現するユニークなコレクションを作成することができます。
また、Doodlesは今後、ミュージシャンやクリエーター、ブランドとのコラボレーションなどの多くの発表を控えています。
企業:Doodles
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https://flow.com/post/flow-blockchain-doodles-2-announcement
amazonが4月にNFT事業展開か、情報筋が海外メディアに語ったその内容とは
大手インターネット通販サイトを運営する「amazon」の内部に詳しい少なくとも5人の情報筋が、「amazonがこの春にNFT事業を展開することが期待される」と海外メディアに語っていることが判明しました。
これらの詳細は不明ですが、ユーザーがゲームをプレイし、無料でNFTを獲得できるプラットフォームが開発されるかもしれないとのことです。
さらに、彼らの情報によると、amazonはこのプロジェクトを立ち上げるために、レイヤー1ブロックチェーン、デジタルアセットマーケットプレイス、ブロックチェーンベースのゲームのスタートアップ企業などを模索しているとのことです。
4月中に正式な発表が期待されており、このamazonが開発する事業は、Web3業界全体にとって大きな影響を与えることになりそうです。
また、「OpenSea」や「Rarible」といった既存のNFTマーケットプレイスと競合するつもりかどうかは定かではありませんが、情報筋によると、amazonが立ち上げに成功すれば、既に圧倒的顧客数を確立しているため、かなりの脅威となると見ているとのことです。
企業:amazon
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https://blockworks.co/news/amazon-nft-marketplace-web3
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参照元:NFT Media