【NFT×不動産】島の一部を所有？フィリピン初のNFTリゾートがシアルガオ島にオープン

デジタルマーケティングやコンテンツ制作を手掛ける「Air Media NFT」が、NFTを使用した初のWeb3リゾートをフィリピンのシアルガオ島にオープンしました。

このプロジェクトは「シアルガオ・ヴィラNFT」と呼ばれ、限定300棟のビーチヴィラNFTが登場し、所有者には年間10泊の宿泊特典やアイランドツアーなどの多くの豪華特典が用意されています。

▼NFTに関して詳しく知りたい方はこちらから

所有権を分割し、複数人で1つのNFTを共同保有できる「フラクショナルNFT」

デジタルマーケティングやコンテンツ制作を手掛ける「Air Media NFT」は、フィリピンの宿泊施設「G Villas Siargao」と提携し、NFTを使用した初のWeb3リゾートをオープンしました。

NFTコレクションには、シアルガオ島の人気サーフスポットであるCloud 9を含む、有名なスポットが描かれたピクセルアートのビーチヴィラが300棟登場する予定です。

これらのデザインは、Air Media NFTのアーティストであるジョジョ・ブリオネス氏が制作しました。

この限定300個のNFTは、所有権を分割して複数人で1つのNFTを所有（共同保有）できる「フラクショナルNFT」というシステムが導入されています。

このシステムによって、不動産のような高額なものでも比較的少ないコストで購入できるほか、投資の幅が広がるため、多様なデジタルアセットへのアクセスが可能になることが考えられます。

今回のNFTの価格は、プライベートセールで1ETH、パブリックセールで約1.8ETHで2023年2月19日より特設サイトにて販売されます。

また、販売額の20%とロイヤリティの3%は、シアルガオ島の慈善団体に寄付される予定です。

▼【NFT×不動産】不動産業界におけるNFT活用事例8選

シアルガオ・ヴィラNFTのホルダー特典には、10年間の滞在権利を含む様々な特典が用意されています。

そして、年間10泊の宿泊特典と、フィリピンのシアルガオ島を巡るアイランドツアーが提供されるほか、食事や交通機関の割引などの特典がエアドロップで提供されます。

さらに、リゾートの年間ルーム売上に応じた配当金が自動的にホルダーに振り込まれます。

▼【NFT×不動産】Roofstockマーケットプレイスが初の現物の住宅NFTを販売

シアルガオ・ヴィラNFTは、NFTの進化における次のステップとなる、”デジタルの所有権を物理的なものに変える”仕組みを導入しています。

このように、不動産にNFTを組み合わせることによって、従来の不動産の譲渡に伴う契約書の作成などの複雑な手続きをすることなく、簡略化されたシンプルな方法で取引することができるようになります。

よって、リーチできる客層も広がり、誰でも島の一部を所有する機会を得ることができるのです。

▼【NFT×不動産】不動産取引がもっと自由に！NFT活用のメリットや事例、今後の展望を解説

▼ドバイのマンションを対象とした不動産NFTを用いた資金調達による不動産売買スキームの実証実験

参照元：NFT Media