Web3/NFT業界を目指す人におすすめの副業11選

NFTを初めとしたWeb3が世界的に注目されている中、Web2領域のみならず、多様な業種からWeb3/NFTビジネスに転職する人も増えています。しかし、まだまだ発展途上のWeb3領域に、いきなりフルコミットすることには踏ん切りがつかずにいる方も少なくないのではないでしょうか?

そんな方は、まず副業からWeb3/NFTに関わってみるのがおすすめです。本記事では、多様な働き方ができるWeb3/NFTの副業を紹介します。

WEB3/NFT領域には副業から関わってみる

Web3/NFT領域にはまず副業から始め、少しずつ関わっていくことをおすすめします。その理由とメリットについて以下で解説していきます。

副業からWEB3/NFTに関わった方がよい理由

なぜ、副業からWeb3領域に関わることを勧めるのは、理由は以下のとおりです。

  • まだまだWeb3市場が小さく、求人数も少ない
  • NFTプロジェクトの供給量が急速に増えている

それぞれ順番に解説します。

まだまだ市場が小さい

Web3/NFT領域の市場はまだまだ小さいのが現状です。世界最大規模のNFTマーケットプレイス「OpenSea」の月間アクティブユーザーは、世界中で約31万人とされています。(2022年12月分データ)

市場規模
出典:DappRader

上記のユーザー数は、国内だけではなく世界のユーザーを合わせたものです。世界最大のプラットフォームであっても、まだ約31万人のユーザーしかいないと聞くと、現状の市場の小ささが理解できるのではないでしょうか。

ユーザーが少なければ、必然的にNFTの買い手やプロジェクトの利用者も少なくなるため、本業として取り組むには不安になるのも無理はありません。まだまだ、Web3領域での求人も少なく、よい条件のポジションに巡り会うには人的な繋がりなどがなければ難しい状況といえるでしょう。

プロジェクトの供給量が増えている

Web3/NFTに対する需要が少ない一方で、プロジェクトの供給量は急速に増えています。そのため、新たなプロジェクトが短期間で成果を上げることは困難を極めます。

近年ではNFTプロジェクトにおいて、企業やチームをはじめ個人のイラストレーターやアーティストなど、多くの参入事例が見られるようになりました。その結果、少ない需要に対し供給量が上回り、長期的に継続できないプロジェクトが増加傾向にあります。

現状では市場の小ささと相まって、プロジェクトを成長させるのは難易度が高いといえるでしょう。

とはいえ、今からプロジェクトを始めても遅いかというと、そんなことはありません。参入者が増える分、やめる方も増えているからです。

2021年夏〜冬にかけて国内NFT市場は盛り上がりを見せていました。個人を中心に多くのクリエイターが参入しています。しかし、そこから2023年1月現在までアクティブに活動を続けられているクリエイターは少ないです。

しかし個人差はあれど、地道に活動を継続しているクリエイターは認知度を獲得し始めています。そのため、まずは副業からコツコツと活動を始め、長く継続することを目標とするのがよいでしょう。

副業からWEB3/NFTに関わることのメリット

副業からWeb3/NFTに関わるメリットとして以下が挙げられます。

  • リスクを最小限にできる
  • 副業から本業にできた事例もある
  • Web3/NFTは成長市場である

リスクを軽減できる

副業であれば、リスクを軽減できる点は大きなメリットです。

前述のとおり、Web3/NFT市場はまだまだ小さく、成果を挙げるには長期的に取り組む必要があります。いきなり本業でWeb3/NFT領域に関わるには難易度が高いです。

まずは副業から小さく始め、経験を積み、力を蓄えながら、市場の拡大を待つことをおすすめします。

副業から本業にできた事例もある

副業でWeb3/NFT領域への関わりをスタートし、その後本業として関わるようになった事例があります。

例えば、以下のツイートのとおりです。

NIKO24氏Twitter

国内の有名NFTプロジェクト「NeoTokyoPunks」のファウンダーであるNIKO24氏は、副業としてWeb3/NFT領域での活動を開始。プロジェクトが大きくなったタイミングで本業に切り替え、2023年現在でも活躍されています。

決してかんたんではありませんが、副業から本業に移行すれば、リスクを抑えつつWeb3/NFT領域にコミットできるでしょう。

WEB3/NFTは成長市場である

Web3/NFTは成長市場であり、副業からでも関わっていれば大きなリターンを期待できます。

米大手市場調査会社「BCC Research」の市場調査レポートによると、NFT市場は2027年には1,256億米ドルに達すると予測されています。

また、多くの大手企業がWeb3/NFTへの参入を表明しているため、市場全体の拡大に期待できるでしょう。副業からコツコツと活動を始めておくのがおすすめです。

副業から始められるWeb3/NFT領域の仕事一覧(11選)

ここでは、副業から始められるWeb3/NFT領域の

  • 具体的な仕事の事例
  • 報酬

について、実際の求人サイトなどをもとにまとめました。

(※IndeedCrowdWorks等の求人サイトを参照。すでに募集終了している案件も含みます。)

副業の職種主な業務内容実際の業務・報酬例
エンジニア【システム開発】・Web3/NFT関連のシステム開発・ブロックチェーン開発・Discordの設計・運用【業務】NFTのステーキングシステム開発【報酬】5万〜10万円
3DCGデザイナー【3DCGデザイン】・アバター制作・ワールド制作【業務】3DCG空間の設計・制作【報酬】1万円〜60万円
ARデザイナー【ARコンテンツの開発】・ゲーム・アプリ開発・アート・イベント演出【業務】ARコンテンツ企画・制作【報酬】5万円〜
WEBデザイナー【Webサイトのデザイン】・HP制作・運営・バナー作成【業務】NFT関連のデザイン業務【報酬】〜75万円
イラストレーター【イラストの制作】・NFTのイラスト制作・グッズやアイコンのイラスト制作【業務】NFTアート作品1枚の制作【報酬】5,000〜1万円
コミュニティマネージャー【Web3コミュニティ運営】・Discordの運用・AMAの実施【業務】Discord管理、AMAの実施【報酬】5万〜
イベンター【イベントの企画・開催】・リアルorメタバースイベントの企画、運営・セミナーの企画、実施【業務】イベントスタッフ【報酬】1万2,000円
リサーチャー【Web3リサーチ】・Web3/NFT周辺のリサーチ業務・開発者への問い合わせ【業務】Web3に関するリサーチ・発信業務【報酬】5万円〜
プロジェクトマネージャー【NFTプロジェクトのマネジメント】・プロジェクトのマネジメント業務全般・スケジュール管理【業務】プロジェクトのマネジメント全般【報酬】プロジェクト全体売上の10%
マーケター【Web3マーケティング】・SNSやコミュニティ運営・NFT市場調査【業務】プロジェクトのマーケティング業務【報酬】5万円〜
WEBライター【記事執筆】・NFT関連記事の執筆・ファウンダーへのインタビュー【業務】記事の執筆【報酬】1記事につき1万円

表に記載した業務や報酬等はあくまでも一例です。具体的な業務内容や報酬体系は多岐にわたり、プロジェクトによって異なります。

Web3/NFT領域で活動してみたい方は、実際の募集内容について確認してみることをおすすめします。

Web3/NFTの世界での副業についてまとめ

Web3/NFT領域での副業について解説しました。

Web3/NFTに関する副業はさまざまな種類があり、自分の適性に合わせて選択することが可能です。

特に、イラストレーターやWEBライターはクラウドソーシングサイトでの募集が多く、副業から始めたい方におすすめの職種といえます。

また、業界にはWeb3エンジニアが少なく、同じ方が複数のプロジェクトを掛け持ちしているのが現状です。そのため、Web3の知識をもつエンジニアの方は今後、さまざまなシーンで重宝されるようになることが予想されます。このように将来性を意識して副業からWeb3エンジニアを目指すのも選択肢の一つでしょう。

海外ではNFTコミュニティマネージャーがすでに職業として確立され、本格的な育成が始まっています。国内のNFT市場は、海外のトレンドにやや遅れて影響を受けるため、コミュニティマネージャーの職も今後は注目度が高まっていくでしょう。求人数も少しずつ増えていくのではないでしょうか。

なお、当サイト「NFT Media」でもWeb3/NFT領域に興味のある方を常時、募集しています。ライター職を中心に経歴、経験を問わずにさまざまな人が活躍していますので、気軽にアクセスしてください。

参照元:NFT Media

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