世界最注目VC「a16z」が出資したWeb3関連注目企業5選
世界で最も注目を集めるVC「a16z」(※)がブロックチェーン技術に取り組むWeb3関連への投資を増やしています。これまでにも、初期Twitterへの投資などでSNS時代の到来を予見するなど、先見的な投資で知られる彼らが積極的にWeb3企業に投資することが注目されています。a16zが投資したWeb3企業について紹介します。
(※)Andreessen Horowitzとも呼ばれるが、正式名称はAH Capital Management, LLC、本稿ではa16zと標記を統一します
(※)企業一覧には画像=企業HPのTOP画面など
(※)文中は1ドル=140円で換算
a16zが出資した企業一覧
VeeFrinds
出資金額:5000万ドル(約70億円)
HP:https://veefriends.com/
Twitter:https://twitter.com/veefriends
VeeFriendsは、2021年2月に発売されたNFTコレクションのことです。起業家であるGaryVee(a.k.a Vaynerchuk)によってスタートしました。VeeFriendsとして展開されるのはMini DropsやBook Gamesなどで、すでに268のキャラクターが生み出されています。
また、コレクター向けの物理的アイテムも展開されており、その他物理コレクションは全米最大級のデパート「Macy’s」や「トイザらス」で発売されています。
CreatorDAO
出資金額:2000万ドル(28億円)
HP:https://creatordao.com/
Twitter:https://twitter.com/joincreatordao
CreatorDAOは、仮想通貨を活用して各分野のクリエイターを支援しているプロジェクトです。クリエイターの選出は、CreatorDAOメンバーやファンからの投票によって決定します。
選ばれたクリエイターは、DAOからの資金提供、有名クリエイターのコラボ、各種指導などの特典を受け取ることが可能です。
NFTコレクションを買って応援するだけでなく、クリエイターの成長そのものを支援できる仕組みとして注目されています。
Dapper
出資金額:7億2500万ドル(1015億円)
HP:https://www.dapperlabs.com/
Twitter:https://twitter.com/dapperlabs
Dapper Labsは、カナダに拠点を置くブロックチェーン企業です。
NFTゲーム「NBA Top Shot」「CryptoKitties」の開発や、ブロックチェーン「Flow」を提供しています。株式会社ミクシィや格闘技団体UFCなど、国内外問わずさまざまな企業と提携しており、今後の成長が期待されています。
OpenSea
出資金額:15億ドル(2100億円)
HP:https://opensea.io/
Twitter:https://twitter.com/opensea
OpenSeaは、2017年にサービスを開始したNFTマーケットプレイスです。アメリカのニューヨークに拠点を置いています。
2021年8月にはイーサリアム上の月間取引高が約34億ドル(日本円にして約5920億円、1ドル=137円)を記録しました。月間のアクティブユーザーは30万人前後を推移しており、NFTマーケットプレイスでは世界最大規模です。
現在では、イーサリアムやポリゴン等を含む7つのブロックチェーンのNFTをサポートしています。2022年11月、8つ目となる「BNBチェーン」の年内対応を発表しました。
Ripple LAB (OpenCoin)
出資金額:350万ドル(4億9千万円)
HP:https://ripple.com/
Twitter:https://twitter.com/Ripple
Rippleは、仮想通貨を利用した送金システムです。リップルネットワークの名称で提供されるサービスは、現在の国際送金システムが抱える課題(手数料・送金時間)を解決し、送金を効率化することを目指しています。
リップルネットワーク上で使用される仮想通貨はXRP(リップル)です。発行上限が1000億枚に設定されており、すでにすべてが発行済みとなっています。そのためビットコインなどに見られるマイニングの仕組みがありません。
運営するRipple社は、リップルネットワークを通じてあらゆる「価値」を、世界中のどこへでも伝達・交換できる世界の実現を目指しています。
参照元:NFT Media