PitPaとフォースバレー、学歴・職歴・スキル等のNFT証明書発行、ネパールのトリブバン大から
PitPaら、人的資本のNFT証明書発行
ポッドキャストやNFT関連事業を行うPitPa(ピトパ)と、グローバル採用支援事業を行うフォースバレー・コンシェルジュが、人的資本に関わるNFT証明書の発行開始を12月27日発表した。
グローバル人材を対象に、学歴・職歴・スキル等が証明できるNFTの発行を行うという。
このプロジェクトの第一弾として12月より、ネパールのトリブバン大学と戦略的覚書を締結し、両国においてNFT証明書の発行を開始するとのことだ。なお両社調べによると二国間にまたがる人的資本証明書のNFT化は世界初だという。
トリブバン大学は、62の大学キャンパスと1063のカレッジを有し、42.5万人の学生数を誇るアジア最大規模の高等教育機関だ。
このプロジェクトで発行されるNFTは、ネパールの高等教育機関で行われた講座カリキュラムの単位を取得した学生に発行される「ネパール最高学府トリブバン大学等の高等教育機関における学修歴NFT」と、日本・海外の日本企業により新たに雇用されたネパール国籍の人材に発行される「日本企業によるネパール人材に対する職歴証NFT」と、ネパール国籍の人材向けの日本語講座を履修した受講生に発行される「日本企業に採用内定を獲得したネパール人材向け日本語講座の履修証NFT」の3つだ。
両社はこのプロジェクト立ち上げの背景として、個人情報の改ざん防止による海外人材経歴の信頼性担保や、経歴の可視化による採用ミスマッチと離職の防止等を挙げている。そして全世界からの優秀な人材の採用促進及び企業への人的投資の推進を目指すとしている。
PitPaは今年8月、千葉工業大学とNFTによる学修歴証明を発行していた。
NFTとは
「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。
なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。
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デザイン:一本寿和
images:iStocks/BitsAndSplits
参照元:NFT – あたらしい経済