【墨汁速報】FTXの顧客資産使い込みか?アラメダの損失を支えるため5848億円の仮想通貨等を送金

ロイターによると破産寸前の仮想通貨最大手取引所FTXのCEO、サム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏が自身の投資会社であるアラメダリサーチ(Alameda Research)の損失を支えるためにFTXトークン(FTT)を含む40億ドル(5848億円)の送金をしていたと報道。リーク者によるとこの送金の一部が顧客の資産であり、額は不明だという。

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FTXは5848億円をアラメダに送金していた

リーク者2名によると破産寸前の仮想通貨最大手取引所FTXのCEO、サム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏が自身の投資会社アラメダリサーチでの損失を支えるためにFTXトークン(FTT)やロビンフッドマーケットの株を含む40億ドルを送金していたという。

詳細な額は不明だがこの送金額の中には顧客資産が含まれており、米国証券取引委員会(SEC)と米国先物取引委員会(CFTC)、さらに米司法省が顧客資産の使い込みの調査を開始していた。

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FTXの支払い不足額5848億円と一致

ブルームバーグの報道によるとFTXの現在不足している資金の合計は1.16兆円(80億ドル)となっており、このうち引出しなどの対応の支払いを行うには5848億円(40億ドル)が必要だという。この不足額の5848億円とアラメダリサーチの損失を支えるために送金した額が一致していることから、巨額の引出しによる残高不足を招いた可能性は高いだろう。

またFTX社内のSlack内のメッセージが同様に流出しており、サム・バンクマン・フリード氏は支払い不足分の5848億円をカバーできる資金調達ができる可能性を述べていた。

アラメダリサーチの一連の損失

アラメダリサーチは今年の5月から6月にかけて暴落した仮想通貨相場のあおりを受け、一連の損失に見舞われていたという。この損失には5億ドル(731億円)の破産した仮想通貨レンディング企業”ボイジャーデジタル”のローンも含まれている。

最終的にボイジャーデジタルをFTXが買収しており、これらにかかった費用等をあわせてもFTXはFTT(FTXトークン)の収益による利益から投資家からは「大丈夫だろう」と思われていた。

 

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