テレビ東京がDEAに約3億円出資、放送外事業拡充で業務提携
テレビ東京がDEAに約3億円出資
テレビ東京がシンガポール拠点のNFT事業会社のDEA(Digital Entertainment Asset)に220万米ドル(約3億円)を出資し、同社と資本業務提携したことを10月27日発表した。出資は「SAFE(将来株式取得略式契約スキーム)型転換社債」によるものとのこと。
発表によるとこの出資は、テレビ東京の「配信、アニメ、イベント、通販・ECなどの放送外事業」をさらに成長させ、放送事業だけに頼らない収益構造の改革をより進めるための取り組みの一環となるとのこと。
テレビ東京は今回の業務提携により、同局が手掛ける番組やコンテンツから派生するキャラクター等を用いたゲームや商品化ビジネスの拡大を目指し、メタバース、コンテンツ・IP開発、イベント、マーケティング等の様々なエンターテインメント分野における競争力を高めていく予定としている。
また両社は、次世代コンテンツを含めた新規事業を強化する一環として積極的な投資を行うことや、テレビ東京からDEAへ人材の出向も検討しているとのことだ。
なおDEAは、グローバルにGameFiプラットフォーム「PlayMining」を展開する企業。同プラットフォームでは職業をテーマにしたNFTカードバトルゲーム『JobTribes』などの「Play to Earn(遊ぶことで稼げる)」ゲームが提供されている。「PlayMining」は10月現在で世界100カ国以上250万人ユーザーを抱えている。
なお「PlayMining」でプレイするとゲーム内通貨「PALEcoin(ペールコイン)」が手に入り、このコインはDEAが発行する暗号資産(仮想通貨)「ディープコイン(DEP)」に変換ができる。「ディープコイン」は国内暗号資産取引所で日本円に交換することも可能となっている。
現在「ディープコイン」はビットポイントジャパン、オーケーコインジャパンに上場しており、また11月1日にはフォビジャパンでも取扱いが開始する予定だ。
海外においても、フォビグローバル(Huobi Global)やゲート(Gate.io)、ビットトレックス(Bittrex)、オーケーエックス(OKX)、エムイーエックスシー(MEXC)などの取引所でも「ディープコイン」は取り扱われている。
またDEAは東証マザーズ上場企業の株式会社イオレ取締役会長を務める吉田直人氏と山田耕三氏が創業者兼CEOである企業だ。 また『JobTribes』のストーリー制作には、『神の雫』『金田一少年の事件簿』『サイコメトラーEIJI 』などの漫画作品で、亜樹直、安童夕馬、天樹征丸などの名前で活動する漫画原作者の樹林伸氏が参画している。
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参照元:ニュース – あたらしい経済