ダッパーラボ、スペイン「ラリーガ」のNFTプラットフォーム「リーガ・ゴラッソ」β版ローンチ
「NBA Top Shot」のスペインサッカー版がクローズドベータでローンチ
ブロックチェーン開発企業ダッパーラボ(Dapper Labs)が、NFTプラットフォーム「リーガ・ゴラッソ(LaLiga Golazos)」をローンチすることを10月6日に発表した。27日よりクローズドベータ版として提供される。このプラットフォームは、ダッパーラボが提供する「NBA Top Shot」のスペインプロサッカーリーグ「ラ・リーガ」版となる。
なおダッパーラボは昨年9月に「ラ・リーガ」との提携を発表しており、その際NFTプラットフォーム「Official Football NFT Collectible Highlights」を今年6月にローンチ予定と発表していた。
今回ローンチされる「リーガ・ゴラッソ」では、ラ・リーガの2005~2006シーズン以降の全クラブの象徴的なプレーハイライトと、今シーズンのキープレーハイライトをNFTコレクションとして購入、所有、取引できるNFTプラットフォームとなっている。
このNFTは、「モーメント(Moments)」と呼ばれるデジタルビデオコレクティブルとなっており、シーズンを通し様々な種類のパックとして提供されるとのこと。
またモーメントには、プレーのリプレイや様々なアングル、ピッチ上の選手とファンの反応、試合ごとのナレーション、選手のパフォーマンスの統計が含まれており、スペイン語と英語の両方に対応したバイリンガル製品となっているとのことだ。
各モーメントは「Common」、「Uncommon」、「Rare」、「Legendary」といった4つのレアリティで構成されており、それぞれに真正性と所有権を保証するラ・リーガの公式マークが付いているという。そしてこのマークは全てオンチェーンで記録されるとのこと。
なお「リーガ・ゴラッソ」は、ダッパーラボ開発の独自ブロックチェーンである「Flow(フロウ)」上に構築されている。
現在「リーガ・ゴラッソ」にアクセスする為にはウェイティングリストへの登録が必要であり、アクセスできたユーザーには「エル・クラシコ(FCバルセロナ対レアル・マドリード)」などを含む伝説的なプレーの瞬間が、最初のパックとしてドロップされるとのことだ。
なおこれまでダッパーラボはフロウ上で、人気NFTプラットフォーム「NBA Top Shot」や、米国プロアメフトリーグNFL版「NFL ALL DAY(NFLオールデイ)」、米総合格闘技団体UFC提供「UFC Strike(UFCストライク)」をローンチしている。
NFTとは
「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。
なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。
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参考:Dapper Labs
デザイン:一本寿和
images:iStocks/efks
参照元:ニュース – あたらしい経済