各業界/分野におけるNFT活用事例10選~音楽/不動産/地方創生/教育など~
「NFTを自分の業界でも活用したいけど、どのように活用すればいいんだろう‥‥。」
各業界でNFTが活用されているので、自分の業界でも最新技術のNFTを活用したいと考えている方も多いと思います。
でも、どのように活用されているのかわからなければ、自分の業界に活かしにくいですよね。
そこで、この記事では、各業界におけるNFTの活用事例について紹介します。
この記事でわかること
- 各業界でNFTがどのように活用されているのか、事例がわかる
- あなたの業界でNFTを生かすにはどうすればいいかわかる
各業界におけるNFT活用事例
アート
NFTの活用というと、NFTアートのことを思い浮かべる方が多いかもしれません。
NFTは唯一無二のデータであるため、一点ものという性質が重要である「アート」と非常に相性がよくなっています。
一点ものの作品であるからこそ、希少価値が生まれ、何億円もの価値がつきます。
これまでは作品を売るためにはギャラリーなどリアルな場を持たなくてはいけなかったアーティストにとって、オンラインで作品を販売できるというのは大きなメリットです。
有名なものでいえば、アーティストの村上隆氏がデジタルスニーカーやバーチャルウェアを販売している「RTFKT」とコラボした「CLONE X」というプロジェクトがあります。
「CLONE X」では、RTFKTと村上隆氏で2万点のアバターが制作されました。
村上隆氏による顔やヘルメット、服などのデザインが人気を呼び、最高落札価格は298ETH(1億4450万円)にもなりました。
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ゲーム
NFTはゲームの分野でも活用されています。
ゲーム内のアイテムをNFTにすることで、マーケットプレイスで売買できるようになります。
ゲームの中でしか存在できなかったアイテムが、ゲーム以外の場所でも価値を持つようになりました。
公式HP:https://axieinfinity.com/
Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)は、最もメジャーになったNFTゲームの一つです。
Axie(アクシー)と呼ばれるキャラクターを育成し、ゲーム内の敵や他のプレイヤーと戦わせることで仮想通貨AXSを稼ぐことができます。
AXSは仮想通貨として、他の通貨と交換することが可能です。つまり、ゲームプレイでお金を稼ぐことが可能となっています。
AxieやアイテムなどにはNFTが活用されていて、マーケットプレイスで売買できます。アイテムの売却などでも利益を得られるわけです。
しかし、このように稼げる可能性がある一方、トークンの価格が不安定であることがNFTゲーム全般の課題となっています。
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漫画・アニメ
アニメ・漫画業界でのNFTの活用は、漫画の中に出演できる権利といった形で行われることがありました。
コンテンツ配信サイト「cakes」や「少年ジャンプ+」で連載された漫画『左利きのエレン』では、漫画内に登場するストリートアートをNFTとして販売しました。
このNFTはアートとしての価値だけではなく、漫画の中に実際に出演できる権利を得られるという特典が付けられました。
このような特典がつけられるのも、NFTが一点もののデータであるからこそ可能です。
所有者が明確であるからこそ付けられる特典というのは、今後も増えていくのではないでしょうか。
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音楽
音楽の分野では、「Perfume」はグループ3人の3Dデータを使った映像作品をNFT化して出品しました。
こちらの作品は演出家のMIKIKO氏による振り付けが話題を呼び、第一弾は約325万円で、第二弾は全7作品が合計約560万円で落札されました。
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スポーツ
スポーツ業界では、デジタルカードゲームなどコレクション性のあるNFTが発行されています。
バスケットボール選手をトレーディングカードにした「NBA TOP SHOT」は、最高約2700万円で取引されました。
カードにはNBAの選手の名プレーが20秒ほどの映像で記録されているものもあり、ファンにとっては実物のトレーディングカードよりもコレクション価値の高いものとなりました。
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ファッション
HP:https://www.gucci.com/jp/ja/
ルイ・ヴィトンやGUCCIなどのファッションブランドもNFTを発行しています。
「GUCCI」は創設100年を祝ったコレクション「ARIA」からインスピレーションを受けてNFTを作成し、2021年に販売しました。
ファッションブランドですが、NFTの内容はデジタル映像作品となっています。
ファッションに限らず、ブランドを生かした様々なNFTの販売が今後も期待されます。
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不動産
不動産業界では、宿泊の権利をNFTとして販売する事例があります。
「NOT A HOTEL」では、別荘を30日単位から最大12人でシェアできるサービスです。
「NOT HOTEL MEMBERSHIP」では「NOT A HOTEL」の不動産を毎年1日単位で利用できる宿泊権とイベント参加などの特典を合わせたNFTを2022年8月に販売されました。
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教育
教育の分野では、学習プログラムへの参加権利をNFT化するといったことが行われています。
株式会社tectecは、Web3.0を学ぶ実践プログラム「PoLクリプトカレッジ」への入会権をNFT化して販売するというという取り組みを行なっています。
PoLでは入会金が変動する仕組みを採用していて、入会権NFTを持っているとNFT購入時の入会金額で入会ができるようになります。
将来的に入会金が高くなったとしても、NFTを購入した時の入会金の価格でプログラムが受講できるようになるようです。
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アイドル
HP:https://momoclo.nft-official.com/
アイドルはスポーツ業界同様、トレーディングカードのデータをNFTにするといった用途で利用されています。
「ももいろクローバーZ」は、東京ドームのライブをテーマにしたトランプカードをNFT化しています。
NFTマーケットプレイス「OpenSea」などでも購入できるものでした。
アイドルとNFTトレーディングカードは相性が良いので、他のアイドルでも同様のプロジェクトが複数存在します。
今後はリアルなトレーディングカードに負けず、NFTがコレクションの主流となってくる可能性を秘めています。
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地方創生
HP:https://nishikigoi.on.fleek.co/
地方創生にNFTが利用される事例もあります。
その一つの例として、住民票をNFT化するというものが挙げられます。
新潟県にある集落「山古志」では、錦鯉をシンボルにしたNFTアート「Colored Carp」を発売しました。
すてきなNFTアートと電子住民票を兼ねたものになっています。
購入者は、山古志地域の発展のための課題解決や事業アイデアを出す活動に参加できるようになります。
ただの住民票ではなく、DAOの参加権のような役割を担っていることが、非常に発展的な要素となっています。
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まとめ
アートやゲーム、アイドルなどの10の業界のNFT活用事例について紹介しました。
あなたの所属する業界でも応用できるNFT活用事例はありましたか。
分野ごとにさらに詳しく事例を知りたいという方は、各業界事例の最後に記載されているリンクから業界ごとの詳細事例が確認できます。ぜひご覧ください。
「この業界の事例が知りたい」「こんなケースが無かったのか知りたい」という方は、本メディアのお問い合わせフォームもしくはNFT Media公式TwitterよりDMにてリクエストいただければと思います。
▼NFT Media公式Twitter
参照元:NFT Media