【墨汁速報】イーサリアム”マージ(The Merge)”のカウントダウンで実装が24時間を切る

イーサリアムのローンチ以来の超大型アップデート”マージ(The Merge)”の実装は約18時間後と推計され、24時間を切る。9月6日にはマージの前半アップデートとなるベラトリックス(Bellatrix)アップデートが既に完了しており、後半となるパリアップデートのTTDが58_750_000_000_000_000_000_000へ近づいている。

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イーサリアム”マージ”は24時間以内実装へ

イーサリアムの超大型アップデート”パリハードフォーク”はTTDが58_750_000_000_000_000_000_000になることで実装されるマージ(The Merge)の後半部分だ。現在のTTDはイーサリアムのネットワーク情報によると58688304131573622275294となっており、現在のハッシュレートを維持していくと仮定すると日本時間2022年9月15日13時頃になる予定だ。

このマージを行うパリアップデートはEIP-3675として提案されたものであり、実装内容としてはイーサリアムブロック構成の変更やOPCODEの置き換えなどの最小変更が行われ、ETH発行数が極端に減少することになる。

 

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ETH2バリデータはマージから運用環境が変化

ETH投資家やDeFiユーザー、NFTアートの保有者などは特にマージで対応を行う必要がない。一方でイーサリアムネットワークの中核となる32ETHをローンチパッドなどを介してステーキングしている”バリデータ”は複数の準備をする必要がある。

マージからはバリデータの運用方式が変わり

 

・ETH1エンジンのノード同期

・JWTトークンによるHTTP接続の認証

・Fee Recipient(バリデータ報酬受取)の設定

 

などをする必要がある。

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ETHの貸付レート高騰

マージに伴いレンディングプロトコルのアーベ(Aave)ではETHの貸付の年間金利が20%を超えており、マージで分裂するイーサリアムPoW(以下ETHWとする)のETHWの付与を受け取ろうとする需要が明確となってきていることになる。

アーベはDAOのコミュニティ投票によってマージ時の流動性低下に伴う借入停止をしており、この影響が大きい。ETHWはマージ後の24時間でローンチを予定しており、フォークが成功するか見ものだ。

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