300点のNFTが即日完売、価格も6倍上昇のMAGO Mint、ホルダー限定の原画販売を発表

MAGO MintのNFTプロジェクト第一弾、Waste St. in NYC(ウェイスト ストリート イン ニューヨーク)のホルダーは保有しているNFTの原画の購入が可能となることがわかった。

そもそもMAGO Mintとは何か?

MAGO Mintやアーティストである長坂 真護氏(以下、MAGO氏)については下記の記事にてご覧いただきたい。

1枚のアートが数千万円。ガーナのスラム街のために絵を描く長坂真護がNFTアートを始める理由

【独占公開】300枚限定、長坂真護氏のNFTプロジェクト「MAGO Mint」第一弾、実際の写真作品を入手

販売開始後、300点が完売。その後24時間で価格もおよそ6倍に。

NFTプロジェクト、Waste St. in NYCは8月20日10時よりAL保有者に販売開始、その後21日10時より一般販売(パブリックセール)を開始。その際に残っていたわずか数点はたちまち売り切れとなった。

また、その翌日には0.185ETHから0.98ETH(2022年8月24日時点1.15ETH)まで上昇、その人気ぶりを見せつけた。

では、なぜこのような盛り上がりを見せているのか。編集部でもMAGO MintのDiscordをウォッチしているため、参加者のやりとりから考察をしてみるに、 他にもゴミ問題に言及し、アクションを起こそうとしているNFTプロジェクトというのはいくつか存在するが、MAGO Mintはその中でも群を抜いて解像度が高い(というのも、元々リアルなアートにその想いで取り組んでいるため)。

だからこそNFTを保有し、同じ船に乗って答え合わせをしたいという人が多いのだろう。元々MAGO氏の考えに共感しているリアルアートの保有者が今回のNFT保有者の中に存在しているのも大きい。 

加えて、経験豊富な運営メンバーが揃ったことも非常に重要なポイントだろう。NFTの価値は現在はコミュニティの力と連動しているため、いかにコミュニティに人が集まるようにするのか、アクションしてもらうようにするのかが大切。MAGO Mintはそこをチームで乗り切った。

プロデューサーのダイニキ氏は「NFTはセールで完売してはじめてプロジェクトとしてのスタートラインに立つ。完売出来ずにフロアプライスを大きく落とすプロジェクトを数多く見てきた。チームには売り急ぐスピード感ではなく、参加する全員で一緒に理解力を高めていけるよう、丁寧さを徹底した。」と語る。

このようなアーティストと運営チームの連携により、MAGO氏の想い、MAGO Mintのコンセプトに共感し、長期的な視点でこのNFTプロジェクトに関わりたいという人が集うコミュニティが出来上がったと考えられる。

長期的な視点とは、MAGO氏の掲げるガーナのスラム撲滅であり、具体的な目標として掲げている2030年のリサイクル工場の建設の事である。 

そしてその視点、コンセプトに共感した人が二次流通でも良いからNFTが欲しい、と購入を考え、前述のようにフロアプライスを押し上げて来た。日本でフロアプライスが1ETHを超えるNFTプロジェクトは少なく、コミュニティをしっかり構築できたプロジェクトの1つと言える。

原画販売はいつからどのように行われるのか

原画は今回、NFTホルダー限定で8月27日(土)12:00よりプレセールが開始され、

9月9日(金)終日中まで受け付ける。

具体的な手順は

1.原画購入ページ(https://wastestinnyc.com/originalprint)へアクセス

2.NFTを所持しているウォレットを接続

3.所持しているNFTの中から、原画にしたいNFTを選択

4.個人情報を入力

5.支払い

6.手元に届く

となっている。

ホルダーは上記の期間中にこの手順を行えば作品が手に入るということだ。

原画の特徴や価格は?

本メディアの読者、ホルダーの方々は今回販売される原画にどんな特徴があるのか気になるところであろう。

なんと、プリントしたNFT作品ひとつひとつにMAGO氏が「新たな想いや魂を込めて、メッセージと世界を描き出す」唯一無二の原画になるとのこと。

MAGO氏は作品を制作する際、オーダーは一切受けず、自由にアートを描く。

しかし今回に限っては、NFTホルダーとその世界に1点しかない作品と向き合い、ひとつひとつ、ひとりひとりに対して魂を込めて描き出す。

そのため、購入してから手元に作品が届くまで2ヶ月ほどかかる可能性があるという。

上野の森美術館での個展も間近に迫り、アトリエでの制作も大詰めを迎えていると聞く。

その中でも、こういった取り組みを行うのは、NFTホルダーを「同じ船に乗った仲間」と表現するMAGO氏なりのMAGO Mintのコミュニティに対しての最大限の感謝の気持ちと言えるのではないだろうか。

また、販売価格は「0.55ETH」になるとの情報も入手した。MAGO氏のリアル原画の価値から考えると正直破格であると思われる。

プレセール以降、残った原画作品は一般販売されるそうで、その際は通常のリアルアートに近い値段で発売されるそうだ。

この試みは「NFTの真価の証明へ、我々はリアルでもバーチャルでも人間だ!」と考えるMAGO氏だからこそ出来るそれぞれの境界線を超えたチャレンジではないだろうか。

スラム撲滅という強烈なメッセージは自身初のNFTプロジェクトWaste St. in NYCでも一切のブレはない。MAGO氏にとってはリアルアートだろうがNFTアートだろうがガーナを救うという目的は変わらないのだ。

実際の原画サンプルを一部公開

実際に販売される原画のサンプルをいつものようにこっそり入手したために、掲載しておく。



NFTホルダーではない人が今から原画を手に入れる方法

今から原画を手に入れるには2つの方法がある。

Waste St. in NYC

https://opensea.io/collection/wastestinnyc

をホルダー向けの原画販売(プレセール)の期間中に購入して権利を得るか、現在のNFTホルダーが原画を購入しなかった場合の一般流通で手に入れるかのどちらかである。

取材を通じて、未確定な部分はあるもののNFTホルダー限定のプレセール終了後

・9月10日より一般販売開始予定

・価格は、通常のリアルアートに近しい金額となる予定

・一般販売の際は作品を選べない形式

という形になるとのこと。

どうしてもMAGO氏のWaste St. in NYCを手に入れたい人は、この機会を逃さず、チャレンジしてみるといいかもしれない。

最後に

今回のこの原画販売の取り組みは今後のNFTプロジェクトにおいて、一次流通にさらなる価値を持たせる手法の好例という側面でも注目を浴びるかもしれないと編集部は感じた。

NFTアートを保有し続けるというのもプロジェクトへの愛の表現の一つである。また、二次流通で誰かに購入され、その費用の一部がMAGO氏に還元され、それがまたガーナに使われるのもプロジェクトへの愛の表現の一つである。

今回のNFTホルダーに原画も提供するという方法は、リアルな世界でアーティストとして活動を続けてきたMAGO氏ならではの取り組みと言えるだろう。

加えてなんと、NFTの原画アートが2022年9月10日から始まる「上野の森美術館 長坂真護展」に展示されることが決定している。

NFTを元にしたアートが上野の森美術館に展示されるのは編集部としても感慨深い。

こちらは会期中であれば誰でも見に行けるので、足を運んでみてはいかがだろうか。

https://www.mago-exhibit.jp/

MAGO Mint関連情報

上野の森美術館 長坂真護展:https://www.mago-exhibit.jp/

公式discord:https://discord.gg/magomint

公式Twitter:https://twitter.com/MAGOMint

公式Instagram:https://www.instagram.com/mago_mint

MAGO CREATION株式会社公式WEBサイト:https://www.magogallery.online

長坂真護氏について

長坂 真護(NAGASAKA MAGO)

MAGO CREATION株式会社 代表取締役美術家

MAGO Art & Study Institute Founder

1984年生まれ。2009年、自ら経営する会社が倒産し路上の画家に。2017年6月“世界最大級の電子機器の墓場”と言われるガーナのスラム街“アグボグブロシー”を訪れ、先進国が捨てた電子機器を燃やすことで生計を立てる人々と出会う。アートの力を使って、“我々先進国の豊かな生活は、このスラム街の人々の犠牲のもとに成り立っているという真実”を先進国に伝えることを決意。「サスティナブル・キャピタリズム」を提唱し、これまでに1000個以上のガスマスクをガーナに届け、2018年にはスラム街初の私立学校『MAGO ART AND STUDY』を設立。2019年8月アグボグブロシー5回目の訪問で53日間滞在し、彼らの新しい希望と生活のために、スラム街初の文化施設『MAGO E-Waste Museum』を設立した。この軌跡をエミー賞授賞監督カーン・コンウィザーが追い、ドキュメンタリー映画“Still A Black Star ”を制作し、2021年アメリカのNEWPORT BEACH FILM FESTIVALで「観客賞部門 最優秀環境映画賞」を受賞。現在、公開へ向けて準備中。

TEAM PROFILE

General Diamond

NFT Producer / Artist

2018年よりブロックチェーン技術に興味を持ちクリプトを手にする。NFT制作、アートコレクションを続けながら海外プロジェクトのモデレーター、マーケティング、シークレットアルファコミュニティの立ち上げに従事。現在は長坂真護の思想から生み出される作品に強く共感しMAGOMintのプロデュース、WEB3企業のコンサルティング等を行っている。

Twitter:https://twitter.com/TainyKingdom

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MASA

Adviser

2016~2017: ICOバブルの最中に渡独しフィンランドスタートアップでブロックチェーンエンジニアとしてキャリアをスタート。
2018~2020: 大学でComputer Scienceを学びつつ、Polkadot Ambassadorとしてイベント運営・登壇やSubstrateを使った独自ブロックチェーンの開発を行う。
2020~2021: 外資ITコンサルでRPAプロジェクトのPMを経験。
2021~2022:
・複数の海外大規模NFTプロジェクトにおいて、Mod・Admin・CollabManagerやDiscord Wizardロールを経験。
・AstarCats というNFTプロジェクトを立ち上げ2分で完売。
・日本人アルファコミュニティ立ち上げ。
・その他複数プロジェクトにアドバイザーとして参画。


Twitter:https://twitter.com/m_web3

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はやっちDevelopment Manager

VTが517ETH突破した "Love Addicted Girls" や 日本初プロジェクトAstar Networkで開始2分以内に4000個が即完売したNFT ”AstarCats”のfounder。
NFTコレクションのアドバイザーとしても活躍。
Twitter:https://twitter.com/HayattiQ

参照元:NFT Media

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