仮想通貨「冬の時代」を乗り切るステーキング戦略
暗号資産の価格が下落し、今は冬の時代「ベアマーケット」だと言われています。今年の始めには日本円建てでたくさんあったはずの資産が気が付いたら半分になってしまっている人もいるでしょう。季節と同じように暗号資産の相場もバブルの時代と冬の時代を繰り返していますが、今回の冬の時代、読者のみなさんはどのように過ごされているでしょうか?
すでに売ってしまった人や慣れないトレードをして損失を拡大してしまった人、トレードではなくプロダクト作りやコミュニティに参加している人など、いろんなパターンがあるなかかで、上手に資産を増やしている人もいますが多くの人にとってはやはり難しい時期です。
今回はそんな冬の時代、暗号資産を持っているけれどもあまりトレードしたくない人、次の価格上昇局面までガチホールドしたい人向けにステーキングという選択肢について考えてみます。
ステーキングとは?
ステーキングというのはマイニングに似たような仕組みで、一般ユーザーはステーキングに参加することで金利のようにインカムゲインを得ることができます。
ステーキングができるプルーフ・オブ・ステーク(PoS)は、ソラナ(SOL)コスモス(COSMOS)やテゾス(XTZ)などに採用されるブロックチェーンの形式です。他の形式の種類にはビットコインなどで有名はプルーフ・オブ・ワーク(Po)というものがあります。イーサリアムは現在PoWからPoSに仕組みを変更しようとしている最中で、すでにステーキングが可能です。
PoWのマイニングでは計算効率の高いマシンを購入したり安い電力を調達してマイニングに参加して報酬をもらいますが、PoSのステーキングでは保有している暗号資産をステークして(ロックして)ブロックを生成に参加すると報酬としてトークンを得ることができます。
ステーキングを始めるには
しばらく下手にトレードをしたくない、暗号資産を長期保有したいという場合、自分の持っている資産をバリデータと呼ばれるブロックチェーン上のブロックを作ったり検証をしてくれる人達にデリゲートして(技術的に厳密には預けるわけではないですが、感覚的には預けるような形で)ブロック生成報酬の一部を手に入れることができます。
ステーキングしたい暗号資産がある方はまずその暗号資産がPoSかどうかを確認しましょう。通貨名+コンセンサスアルゴリズムと検索したら簡単に見つかるはずです。
ステーキングで気を付けること
ステーキングで気を付けることの一つ目は長期保有したいと思える通貨を選ぶことです。PoSの通貨の種類は山ほどありますが、どれでもいいからステークすればいいというわけではありません。少なくとも冬の時代を生き延びる体力があるブロックチェーンプロジェクトを選びましょう。また、当然ながらステーキングしている間も暗号資産の価格は上下します。そんなときでも長期目線で保有し続ける価値があると思えるものをステークしていれば、日本円建てでいくらになるのか計算して一喜一憂することなくステーキングしている通貨の保有量を増やすことができます。
二つ目は信頼できるバリデータにデリゲートすることです。ステーキングを始めるときにユーザーは自分の暗号資産をどのバリデータにデリゲートするかを選べます。100以上ある選択肢なかから選べるものが多く全部調べていては日が暮れますし、ユーザーにとってはバリデータに払う手数料がなるべく少ないところが魅力的に見えるかもしれませんが、バリデータが責任を持ってバリデータノードの運用ができるのか、実績があるのか、スラッシングというペナルティを複数回受けたりしていないかなど少しでも調べてからデリゲート先を決めましょう。
関連記事:ステーキングするなら知っておきたい!バリデータの選び方
三つ目はステーキングを止めたいと思った時から実際に止めるタイミングまでどれくらいの期間があるかを事前に把握しておくことです。ステーキングができる暗号資産にはステークした資産を引き出すために一定期間待たなければならなかったり、止められるタイミングが決まっているものがあります。念のため始める前に止める方法を確認しておけば、「暗号資産をすぐに使いたいのに2週間待たなければならない」なんてことになるリスクを防げます。
まとめ
買えばとにかく価格が上がっていくバブルの時代とは違いベアマーケットは多くの人にとって難しい局面です。暗号資産の未来を信じて長期保有したいと考えている方、しばらくトレードはお休みしたいけれど暗号資産は持っておきたいという方にとってステーキングはネットワークに貢献しながらトークンの保有量を増やすことができる魅力的な選択肢の一つだと言えるでしょう。
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この記事はstakefishからコンテンツ協力を得て提供しています。stakefishは暗号資産ユーザー向けのステーキングサービスを提供しています。Ethereumをはじめとした様々なノード運用の実績を元にサービスを提供しており、ユーザーは秘密鍵を渡すことなくステーキングができます。stakefishによるステーキングサービスの詳細を知りたい方は是非下記のリンクをご参照ください。
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