ファイルコイン財団「ハーバード大学・図書館ラボの分散型技術活用」を支援


Filecoin Foundation for the Decentralized Web(FFDW)は2022年7月27日に、ハーバード大学・図書館イノベーション研究室の「Democratizing Open Knowledge Project」と呼ばれるプロジェクトを支援することを発表しました。

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重要データの保存などに分散型技術を活用

Filecoin Foundation for the Decentralized Web(FFDW)は2022年7月27日に、ハーバード大学・図書館イノベーション研究室の「Democratizing Open Knowledge Project」と呼ばれるプロジェクトを支援することを発表しました。

図書館イノベーション研究室(Library Innovation Lab/LIL)は「図書館に保存されている知識をテクノロジーの力で共有する新しい方法」を模索しているとのことで、Democratizing Open Knowledgeプロジェクトは「図書館が分散型テクノロジーをどのように利用できるか」を探求していると報告されています。

ファイルコイン(Filecoin/FIL)は、IPFSと呼ばれる分散型のインターネットファイルシステムを開発している「Protocol Labs」が開発した”ユーザー同士でストレージの貸し借りを行うことできる分散型ストレージネットワーク”となっていますが、FFDWが支援することによってLILは「Filecoin」や「IPFS」などの分散型ストレージ技術を含めた分散型でオープンなウェブ技術が人々の知識の発見と保存を促進する方法を探ることができると説明されています。

「FFDWとの協力を通じて図書館イノベーション研究室が探求しようとしている課題」や「分散型技術を活用することに得られると期待されるメリット」としては以下のようなものが挙げられています。

  • 現在は大手メディアでもリンク切れによって正確なソースが提供されていないことがあるが、分散型技術を活用すれば特定のサーバーや企業に依存しない長期的に利用可能なリンクを提供することができる
  • 複数の鍵保有者が文化的な機密情報を保管できる「強固なダークアーカイブ」を作成することができる。
  • 教育用インスタレーションの構築。ハーバード大学法学部図書館イノベーションラボのキャンパス内に、新しいデジタル保存ツールの操作方法を理解して比較できるようにするための展示を設置
  • 貴重な研究データの保護。IPFSやFilecoinのような分散型ストレージ技術の利用を模索しながら、オープン技術を通じて貴重なデータセットへのアクセスを提供する

FFDWの会長であるMarta Belcher氏は「ハーバード大学・図書館イノベーション研究室」との協力について次のようにコメントしています。

FFDWは人類にとって最も重要な情報を保存する使命を担っています。図書館イノベーションラボは今回のコラボレーションによって「重要なデータを保存するための現実的な課題を分散型技術でどのように解決できるか」を探ることができます。Democratizing Open Knowledge Projectを支援できることを非常に嬉しく思います。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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