米ゲームストップ、NFTマーケットプレイスβ版公開
ゲームストップが「ゲームストップNFT」β版公開
米ビデオゲーム小売のゲームストップ(GameStop)が、NFTマーケットプレイス「ゲームストップNFT(GameStop NFT)」のベータ版をローンチしたことが7月11日分かった。ゲームストップは今年5月、NFTプラットフォームの開発に着手することを発表していた。
なおベータ版「ゲームストップNFT」では、このマーケットプレイスで作成されたNFTのみを取引できるとのこと。
またNFTをミント(鋳造/発行)できるのは、一部のクリエイターのみとなっており、現在専用フォームで新規クリエイターを募集している。
なおベータ版「ゲームストップNFT」は、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワーク「ループリング(Loopring)」をサポートしており、近いうちに同じくイーサリアムのレイヤー2ネットワーク「イミュータブルX(Immutable X)」をサポートする予定とのことだ。
ゲームストップは今年5月、暗号資産(仮想通貨)ウォレット「ゲームストップウォレット(GameStop Wallet)」を公開している。このウォレットは、ユーザーが秘密鍵を管理するノンカストディアル型のウォレットで、「ゲームストップNFT」への接続が可能だ。GoogleのChromeウェブストアから機能拡張としてブラウザにインストールできる。
また今年2月にゲームストップは、「イミュータブルX」とパートナーシップ契約を締結しており、「イミュータブルX」の独自トークン「IMX」で最大約115億円(1億ドル)のファンドを設立している。そのファンドの資金はNFTコンテンツおよび技術クリエイターへの助成金として使用していく予定と発表されている。
NFTとは
「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。
なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。
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参考:プレスリリース・ゲームストップNFT
デザイン:一本寿和
images:iStocks/RiverNorthPhotography・Max-Tarkhov
参照元:ニュース – あたらしい経済