日本発DeFi保険「InsureDAO(INSURE)」、アスターネットワーク(ASTR)対応
InsureDAOがアスターネットワーク上にローンチ
日本発のDeFi(分散型金融)保険「InsureDAO(インシュア・ダオ)」が、パブリックブロックチェーンAstar Network(アスターネットワーク)上にマルチチェーン展開したことが7月10日分かった。
「InsureDAO」は今年2月イーサリアム(Ethereum)のメインネットでローンチし、今月5日にオプティミズム(OptimismNetwork)上で稼働開始したことを発表していた。
発表によると今回アスターを選定した理由は、「ガス料金が安く、利用者の参入障壁が低い」のと、中国やアジアで人気が高まっているアスター上で稼働することで、「新たなアジアユーザーにプロトコルをアピールできる」と説明している。
InsureDAOとは
InsureDAOはイーサリアム上の保険市場プロトコルで、プロトコルの運用・管理をDAOが行っている。イーサリアムにアクセスできる人であれば、InsureDAOはKYCなしであらゆる保険の作成・購入・引き受けが可能となっている。サービス自体はイーサリアムブロックチェーンでトークンホルダーにより運営される。
InsureDAOを利用すれば、イーサリアム基盤のDeFiプロトコルを通して利回りなどを得ている投資家がハッキング被害にあった場合、損害保険金が支払われるようになる。
なおオプティミズムとアスターにマルチチェーン展開したことにより、両ネットワークで稼働するDeFiプロトコルへも保険が適用されるようになる。
損害保険金の支払い一例として「yearn.financeにステーキングした資金がcurve.fiに再配置された場合、curve.fiで資金がハッキング/盗難/紛失された場合もカバーされます」と過去にInsureDAOが説明している。
なおInsureDAOは日本人創業者のチームで、Founderは斯波晃士氏、Operation leadは高橋基希氏、Growth leadは岸上ルビオ氏、Tech leadは及川駿氏が務める。チームはシンガポールを拠点に開発を行っている。
また先日8日には、海外暗号資産(仮想通貨)取引所MEXC Global(エムイーエックスシーグローバル)にInsureDAOのトークンINSUREが上場している。なおINSUREが中央集権取引所(CEX)に上場したのは初だった。
Astar Networkとは
アスターネットワークは、異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドットのパラチェーンとして昨年12月に接続し、1月17日にメインネットローンチしたブロックチェーンだ。 ポルカドットは中心的な機能を果たすリレーチェーンと、そのリレーチェーンに接続される個別のブロックチェーンであるパラチェーンによって構成されている。
なおアスターネットワークの創設者は、シンガポール拠点のステイクテクノロジーズのCEOを務める日本人起業家の渡辺創太氏だ。ステイクはアスターネットワークの開発を主導している。
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参考:medium
デザイン:一本寿和
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参照元:ニュース – あたらしい経済