Brave Search:検索結果ランキングをカスタムできる新機能「Goggles」ベータ版公開
仮想通貨報酬機能を備えたプライバシー重視のWeb3ブラウザ「Brave(ブレイブ)」は2022年6月22日に、独自のプライバシー重視型検索エンジン「Brave Search」のベータ版を終了し、ユーザーの脱Googleを支援する新機能『Goggles』のベータ版をリリースしたことを発表しました。
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検索結果に「ほぼ無限のランキングオプション」を提供
Brave(ブレイブ)は2022年6月22日に、独自のプライバシー重視型検索エンジン「Brave Search」のベータ版を終了し、ユーザーの脱Googleを支援する新機能『Goggles』のベータ版をリリースしたことを発表しました。
Gogglesは「Brave Searchインデックスの上位に位置する再ランキングオプションとして機能する新機能」とされており、この機能を利用する個人・コミュニティは検索対象となるサイトを指定したり、検索結果の順序を変更したりするためのルールやフィルタのセットを作成することができると説明されています。
また、ユーザーはBrave Searchの検索結果に「Goggles」を適用したり拡張したりすることができるため、Brave Searchは”ほぼ無限のランキングオプション”を提供することができるようになり、ユーザーは偏りがある検索結果ランキングから抜け出すことができるようになると説明されています。
Braveは公式発表の中で『Brave Searchは検索におけるオープン性を重視しているため、法律で強制された場合を除いて、検索結果を偏らせたり、フィルタリングしたり、ランクを下げたりするようなアルゴリズムの操作は行なっていない』と述べており、これは世界最大の検索プロバイダーである「Google」と「Bing」が政治的傾向やその他の要因に基づいてランキングを公然と操作しているのとは対照的であると説明しています。
Gogglesの機能性を示す具体的な例としては『search engine』と検索した際に表示される検索結果が挙げられており、『通常はより一般的な報道機関が優先されるが、Gogglesを活用した場合には個々のブロガーからの結果が表示される』と説明されています。
なお「Goggles」はどのようなトピック・メディア・Webサイトに対しても同じように機能するため、Gogglesの機能を利用することによって、ユーザーは大手テック企業の影響を受けずに制限なく検索を行うことができるとされています。
「Goggles」の利用方法について
Goggles(ベータ版)の機能は「Brave Search」で検索を行った後に表示される検索結果ページで「Goggles BETA」のタブをクリックすることによって利用することができます。
また「Githubリポジトリ」にアクセスすれば、Gogglesを作成したり、他の人が作成したものを使用したり、すでにあるGogglesのソースコードを確認したり、それを拡張したりすることができるとも説明されています。
ローンチ時点で利用可能な「Goggles」としては以下のようなものが挙げられており、『これらのGogglesはGogglesの構文とシンプルさを紹介して使用方法について教育するために作成されたデモであり、コミュニティが独自のGogglesを構築し始めたら、これらの特定のGogglesは削除される』と説明されています。
- Tech blogs:技術系ブログコンテンツを上位表示
- Hacker News:Hacker Newsコミュニティで人気のあるドメインを優先的に表示(最も閲覧されているWebサイト上位1000にランクインするようなものは除く)
- No Pinterest:Pinterestでホストされているページ/スレッドを除く
- Rust programming:プログラミング言語「Rust」に関連するコンテンツを上位表示
- Copycats removal:StackOverflowのスレッドやGitHubの翻訳などの模倣コンテンツを削除
- 1k short:最も閲覧された上位1,000のWebサイトにあるページを削除
- Left-leaning sources:左寄りのコンテンツを上位表示するために結果を再ランク
- Right-leaning sources:右寄りのコンテンツを上位表示するために結果を再ランク
「Gogglesの詳細」や「Braveがこれまでに導入してきた新機能」については以下の公式発表ページで解説されています。
>>「Brave」の公式発表はこちら
>>「Gogglesのホワイトペーパー」はこちら
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