SalesforceがNFTCloudを発表。Web3.0に対する考え方とは?

SalesforceがNFTCloudを発表

マーケティング、営業、コマース、サービスなどすべての部署で使える、顧客管理のためのクラウドベースのソフトウェアで知られるSalesforceは、NFTのクラウド発展によりWeb3.0に対しての考えなどを配信してきました。
https://www.salesforce.com/search/#q=Web3&sort=relevancy

そんなセールスフォースが先週NFTの作成、管理、販売できる プラットフォームを発表しました。
Mint and sell NFTs on a trusted, sustainable platform.

SalesforceのWeb3.0に対する考え方

Salesforceは、Web3.0に関するサービスを展開していく上で以下の項目を概説しています。

We believe it’s essential that this new space be guided by values, to ensure trust and safety for all. For that reason, we have outlined these principles for the development of products in the Web3 space:
Trust and Security: We will embed best-in-class brand and consumer protections, identifying — and preventing — the use of the product for fraud, force, or fear.
Sustainability: We commit to quantify, disclose, minimize and neutralize environmental impacts resulting in net zero emissions while driving increased sustainability in the sector more broadly.
Equality: We will provide guidance and guardrails to ensure fairness, diversity, and empowerment of customers and consumers.
Accountability: We will empower the end user with explainable governance and engage stakeholders in ongoing evaluation.
Integrity and Transparency: We commit to share clear, precise communication about the product and create trusted experiences and marketplaces where safety is top of mind.

引用:https://www.salesforce.com/products/web3/nft/

信頼とセキュリティ:最高のブランドと消費者保護を組み入れルコとで、詐欺や理不尽な力、恐れを与える製品の使用を特定し、防止します。

持続可能性:私たちは、環境への影響を定量化、開示、最小化、中和することで、広く推進しながら、環境汚染の原因をゼロにすることを約束します。

平等:私たちは、顧客と消費者の公平性、多様性、エンパワーメントを確保するためのガイダンスと導線を提供します。

説明責任:エンドユーザーに説明可能な「統治・支配・管理」を提供し、継続的な評価に利害関係者を関与させます。

誠実さと透明性:私たちは、製品に関する明確で正確なコミュニケーションを共有し、安全性を最優先する信頼できる体験と市場を創造することを約束します。

顧客満足度を追い求めた「NFT Cloud」

そうした上でNFTCloudの公式では、3つの方法で顧客体験の満足度を更に高めると発表しています。

まず一つ目は、物理的体験とデジタル体験を橋渡しすることで、Web2領域では利用できなかった形でコミュニティを広げることです。これには、現実世界のイベントなども含みます。これは、業界全体で徐々に普及していく概念でしょう。

二つ目は、デジタルアセットを通じて顧客のロイヤルティを向上させることです。これは、顧客がプラットフォーム上でブランドのひとつとしてNFTを作成し、それを維持または販売できるようにするためです。

三つ目の最後の手段は、スマートコントラクトテクノロジーを活用して監査とデータ収集を安全に実行できるため、信頼を持続的に構築するNFTクラウドの機能です。 

SalesforceのNFT Cloudはコアバリューの2つである、信頼性と持続可能性を熟考した設計でNFT市場に参入して来るでしょう。

そして“環境汚染の原因をゼロに(net zero emissions commitment)”を目指した取り組みの一つとして、プラットフォームを使用するときに各ユーザーが排出する炭素排出量を自動的に計算する機能を備えているそうです。

また、「Crypto Climate Accord」などの組織と協力して、Web3の持続可能性を追い求め開発を進めていくそうです。

※「Crypto Climate Accord(CCA)」は、クリプトや金融、エネルギー、といった各分野から20以上の法人・個人が参画している団体です。ブロックチェーンなどの持続可能性を追求した業界を変革すると共にクリプトのさらなる普及を目指しています。

そんなNFT Cloudのプラットフォームは現在試験運用中であり、後日一般提供される予定です。具体的な日程は公式から発表されておらず、今後の発表に注目をしていきましょう。

今回はSalesforceから先日発表されたNFTCloudに関してまとめてきました。

世界大手の企業がNFTに本格的に参入するなど国内のみならず海外の動向にも注視していきたいです。


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国内のマーケットプレイス

参照元:NFT Media

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