【BAYCとは】著名人も保有するNFTプロジェクトBAYCとは。詳細から購入方法までを徹底解説!!
NFTコレクションとして人気のBAYCをご存知でしょうか?
BAYCとはBored Ape Yacht Club(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)の頭文字を取った略称です。
BAYCシリーズの特徴は、さまざまな猿(エイプ)が描かれているNFTコレクションだという点。スポーツブランドや音楽業界との他業種コラボをしたり世界的著名人がコレクションしたり、ポップカルチャーに大きく貢献してきました。
なかには、BAYCの名前を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。しかし購入を考えていても、具体的な取り組みや価格、BAYCのコンセプトなどを総合的に判断しないと判断できませんよね。
今回は、BAYCの価格や将来性を詳しく知りたい方のために各種活動内容などを紹介します。ぜひ、NFTコレクションを始めるキッカケにしてください。
BAYCとは
Bored Ape Yacht Club(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)は、通称BAYCという愛称で呼ばれています。アメリカのマイアミで活動している、Yuga Labs社によって開発されたNFT。
約1万点ものさまざまな表情・ファッション・リアクションのボアード・エイプ・NFTをEthereum上でブロックチェーンにして集めたコレクションです。
ジェネラティブタイプという、表情やファッションなどの各アイテムを自動的に組み合わせて制作されるため、多種多様なエイプNFTが楽しめます。
NFTマーケットプレイスのOpenSea(オープンシー)で初めて販売されたのは2021年4月でしたが、当初は0.08EHT(約20,000円)以下からのスタートでした。
しかしその後、世界的な著名人が相次いでBAYCを購入。SNS上に投稿したことによって、NFT市場が大きく動いて今のような高騰を見せているのです。
BAYCがNFTコレクションを制作するコンセプト
BAYCには、「A swamp club for Apes(類人猿のための沼地クラブ)」というコンセプトがあります。気張ることなく、みんなでゆるくエイプNFTを集めながら楽しむコミュニティ。
コンセプトのなかのA swampとは沼地という意味であり、「沼のように深いNFTの世界で溺れるように遊び尽くそう」という意味合いが込められています。
コミュニティではBAYC会員のみが参加できる、参加型のNFT制作アートプロジェクトなども実施。
性別や国籍を問わずに、世界中のBAYC会員と「A swamp club for Apes」の精神に則って各種NFTコレクション・制作を楽しむことができます。
BAYCのホルダー限定コミュニティ
BAYC(Bored Ape Yacht Club)会員限定の特典イベントに参加したり会員限定のコミュニケーションチャットをおこなうためには、BAYC会員になる必要があります。
BAYC会員になるためには、何かしらのエイプNFTを購入しなければいけません。しかしエイプNFTを購入してしまえば、基本的には誰でも会員になることが可能です。
またNFTの性質上、エイプコレクションを1つでも購入すると会員証明アイテムとしての機能も果たしてくれます。BAYC会員しかアクセスできない情報を閲覧できるので、興味のある方はぜひ購入しておきたいところです。
BAYCは商用利用ができる
BAYC(Bored Ape Yacht Club)のエイプNFTコレクションを購入すると、Tシャツやマグカップ、クリアファイル、スマホケースなどにプリントして商用利用ができます。
多くのNFTの場合だと、あくまでもNFTの所有権があるだけなのでコレクションを購入しても商用利用できません。しかしBAYCなら、例えばカフェオーナーがエイプNFTコレクションを購入したら自社のマグカップにプリントして使用・販売できます。
著名なインフルエンサーなどであれば、BAYCを購入後に独自ファッションブランドを立ち上げてロゴマークとして使うことも可能です。
細かな利用規約を気にせずに商用利用できる点は、BAYCの魅力の1つといえるでしょう。
BAYCが価格高騰している理由
BAYC(Bored Ape Yacht Club)は2021年4月にNFTマーケットプレイスのOpenSea(オープンシー)で販売が開始されました。当時は0.08ETH(約20,000円ほど)ほどの価格でした。
低い注目度から一変、現在では最低ラインの価格でも100EHT(約2,500万円)前後を考えておかないと購入できないほどまでに価格が高騰。
BAYCの価格が現在の水準にまで上昇した要因には、さまざまなことが考えられます。
そのなかの1つが、世界的な著名人たちによるBAYCの購入です。なかでもとりわけ有名なのが、ラッパーとして活躍している「エミネム」やNBAのスーパープレイヤーである
「ステファン・カリー」などによるエイプNFTの購入があります。
BAYCを保有している著名人
出典:https://twitter.com/neymarjr
BAYCを実際に保有している世界的なスーパースターは、スポーツ業界からエンタメ業界まで多種多様です。
特定の業界にとどまらず、幅広い分野にポップカルチャーとしての大きな影響を与えているBAYCの活躍や成長からは今後も目が離せません。
なお、BAYCを保有している著名人の一部を以下にまとめたので、参考にご覧ください。
出典:https://jp.mercari.com/item/m18604652910
- adidasu社
- ジャスティン・ビーバー(アーティスト)
- パリス・ヒルトン(アーティスト)
- ネイマール(サッカー選手)
- ステファン・カリー(NBAプレイヤー)
- エミネム(ラッパー・アーティスト)
- 松浦勝人(エイベックスCEO)
- 関口 メンディー(EXILE)
BAYCの購入者のなかには、日本人の著名人も複数名います。しかしBAYCがここまで大きく注目されるようになった最大の要因は、世界的に活躍しているビッグネームの方々による購入だと言えるでしょう。
BAYCを購入することで上記のスーパースターたちと同じコミュニティに入れる購入者限定クラブなどの存在も相まって、非常に大きな注目を集めています。
BAYCの姉妹NFTコレクション
BAYC(Bored Ape Yacht Club)は、NFTマーケットプレイスのOpenSea(オープンシー)での販売が開始された当初こそ低価格でした。しかし約4ヶ月後の2021年8月には、100万ドル(約1億円)以上もの大きな取引を記録しています。
Solana上でDegenerate Ape Academyというプロジェクトが発表されて、大きな話題となりました。そのほかにも、BAYCには枝分かれして誕生した注目のコレクションが複数存在。
以下では、BAYCの姉妹コレクションを紹介します。
MAYC
出典:https://opensea.io/collection/mutant-ape-yacht-club
MAYCは、BAYCブランドから新たに誕生したNFTコレクションであり、「Mutant Ape Yacht Club(ミュータント・エイプ・ヨット・クラブ)」の略称です。MAYCの特徴は、ゾンビのようなエイプがNFTコレクション化されている点にあります。
また、MAYCの面白いコンテンツとしては、購入済みのBAYCに「MUTANT SERUM(MAYC専用NFTアイテム)」を使用することで入手可能。そのほかパブリック・セールで購入することもできて、最大発行個体数は2万点が上限となっています。
なおMAYCに必要なMUTANT SERUMは、Bored Ape NFTの保有者にエアドロップされるか、またはOpenSeaの「BACC(Bored Ape Chemistry Club)」でも購入可能です。
BAKC
出典:https://opensea.io/collection/bored-ape-kennel-club
BAKCとは、Bored Ape Kennel Club(ボアード・エイプ・ケネル・クラブ)の略語でありMAYCと同じく、BAYCブランドの1つです。
2021年に注目を集めた芝犬をモチーフにしたNFTコレクションとして、期間限定のNFTイベントでBAYCに所属している会員全員に発行。Bored Apeの芝犬を入手したい場合は、イーサリアム手数料のガス代を支払うことで里親になれる面白い仕組みが導入されました。
なおBAKCのNFTコレクションはOpenSeaで二次的な販売(転売)もできます。販売には約2.5%のロイヤリティが発生して、動物愛護等の慈善団体に寄付されるものです。
NFT活動を通じてさまざまな社会貢献ができるのも、魅力の1つといえるでしょう。
BAYCの購入方法
出典:https://opensea.io/collection/mutant-ape-yacht-club
BAYCやゾンビテイストのMAYCなどのNFTコレクションは、最大発行部数が決められているので購入するときは、二次市場(再販・転売など)が基本になります。
そのほかの詳しいBAYCの購入手順は、以下を参考にしてください。
- 国内外の仮想通貨取引所に登録
- 仮想通貨取引所でイーサリアム(ETH)を購入
- MetaMask(メタマスク)に登録して、イーサリアムを送金
- OpenSeaを開いてMetaMaskに接続
- OpenSea内で「BAYC」プロジェクトを検索して欲しいNFTを購入する
上記のOpenSea以外にも、RaribleというNFTマーケットプレイスやBinance Chain Walletというウォレットでも購入できます。
なお、BAYCは2022年5月時点で84.9ETHというフロア価格を記録。
人気NFTの仲間入りを果たしており、将来価値も期待されていることからも購入に際しては100ETH(約2500万円)を考えておいてください。
BAYCの将来的な価値
BAYCは、NFT市場で有名なBeeple(ビープル)やCryptoPunks(クリプトパンクス)よりも、ヴィジュアルや各種サービス内容が充実。ユーザーの満足度が高くなるように考え抜かれているので、今後も価格上昇が期待できます。
BAYCの創業者はドット絵などが中心だったNFTアート業界において、アート本来の美しさを追求。SNSなどの各種ネット利用を意識したデザインになっています。これらの理由からも、BAYCは「ビジュアルよりも話題性を重要視していた従来のNFTアート」とは一線を画す作品だといえるでしょう。
一般人や著名人に関係なく、エイプNFTを所有すると加入できるコミュニティやイベントも非常に人気です。相対的なポテンシャルなどを考慮すると、今後もBAYCの価値が高まることが期待できます。
また需要と供給の関係からも、上限の発行数が設けられている注目コンテンツは市場のニーズも高まる傾向にあるので引き続き注目していきましょう。
BAYCはNFT市場のトレンド:まとめ
BAYCは2021年に最初の販売がおこなわれたアメリカ発のエイプNFTコレクションです。正式名称はBored Ape Yacht Club(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)。
販売当初は0.08EHT(約20,000円)ほどでしたが、世界的に活躍する数々の著名人がBAYCを購入したことによって大きな注目を集めるようになりました。
BAYCが独自に運営するクローズドコミュニティなどの反響も相まって、現在では1作品100ETH(約2,500万円)が相場となっています。
倍率にして約1,200倍もの成長を見せたBAYCには、注目派生ブランドも複数存在するので今後もNFT市場を牽引する1つのモメンタムになるといえるでしょう。
BAYCのような新たな概念を持ったNFTアートに興味のある方は、ぜひ今回の内容を参考にしてNFTデビューしてみてください。
参照元:NFT Media