MLBとNFTゲーム開発のソラーレ提携、夏にゲームリリース予定
米国メジャーリーグベースボール(MLB)は5月12日、NFTゲームを開発するソラーレ(Sorare)との提携を発表した。今回の提携により、NFTベースの無料プレイゲームを今夏にリリースする。
野球との新しい関わり方を紹介
ソラーレは、設立当初から単にNFTを集めるだけでなく、ファンが愛するチーム、リーグ、選手をより身近に感じられるようなユニークなゲーム体験を提供してきた。デジタル資産と無料ゲームを組み合わせることにより、NFTの実用性を実感できるような体験を設計している。このような仕組みにより、過去12ヶ月に前月比32%の爆発的な月間アクティブユーザー数の伸びを記録している。
ソラーレのMLBゲームの目的は、ファンがNFT化されたメジャーリーグ選手でチームを作り、野球の試合のライブ体験の中で、選手やクラブ、リーグとのさらなるつながりを持つことにある。ゲームの詳細については、今夏の発売に向けて順次発表される予定。
また今回のゲームにより、野球との新しい関わり方を紹介することで既存の野球ファンを184カ国で170万人が登録するソラーレのコミュニティーに紹介する機会を創出する。ソラーレは、メジャーリーグとともに米国で若くデジタルネイティブなユーザーをさらに増やすことを期待しているという。
世界の野球ゲームの成長に与える影響に大きな期待
ソラーレのニコラス・ジュリア(Nicolas Julia)共同設立者兼最高経営責任者は、「アメリカ人と野球のつながりは永遠だ。MLBとMLBPAが、NFT MLBゲームを世界中のファンに提供するためにソラーレを選んだことを誇りに思う」と語った。さらに同氏は、「デジタル・エンゲージメントとテクノロジーは進化しており、私たちのパートナーシップは、新しく幅広いファン層がアメリカの娯楽とつながりを持てるよう支援する」とも話している。
ロバート・D・マンフレッド(Robert D. Manfred)MLBコミッショナーは、「我々がこれまで築き上げてきたファンとのつながりは非常に重要であり、ソラーレはその絆の重要性を理解している」と述べた。また同氏は、「ソラーレは、スポーツやテクノロジー、ゲームの革新的な組み合わせにより、ファンが愛するゲームの一部を本当に所有できるようにすることに注力しており、そのユニークさは国境を越えて、世界中のより多くのファンに野球への愛を届けることを可能にする」とコメントしている。
メジャーリーグのトニー・クラーク(Tony Clark)選手会事務局長は、「ソラーレは、選手のNFTを集め、勝つためのラインナップを作り、世界中の野球ファンと競い合う、ファンを興奮させる新しい野球ゲーム体験を構築している。私たちは、このパートナーシップとソラーレ社の北米スポーツへの進出が、世界の野球ゲームの成長に与える影響に大きな期待を寄せている」と語った。
参考
・MLB, MLBPA partner with Sorare to launch exclusive NFT game
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