【スターバックス】2022年下半期、初のNFTコレクションをリリース
Web3.0にスターバックスが参入。
5月3日アメリカ発祥のコーヒーショップチェーンの米スターバックスが、
2022年下半期、発行予定の独自NFTプロジェクトに関しての戦略を公開しました。
▼NFTが分からない方は、こちらの記事をご覧ください。 https://nft-media.net/column/what_is_nft/6601/https://nft-media.net/column/nft/51/ |
22年4月に米スターバックス代表の、ハワード・シュルツ氏がスターバックスはNFTを活用したプロジェクトに取り組んでいると発表しています。その続報として今回の発表がありました。
スターバックスがNFTに本格参入。
今回のスターバックスのNFT参入で最も重要になるキーワードは「サードプレイス」です。
サードプレイスとは、スターバックスがお店のコンセプトとして掲げているもので、「自分らしさを取り戻す第三の場所」です。
これまで多くの場合、サードプレイスは物理的な用語で説明されてきました。
ですが、サードプレイスの本質は、常に場所やスタッフが提供する、つながり(connection)と帰属感(belonging)でした。
しかし、私たちが住んでいるハイパーデジタル時代では、スターバックスが常に作成してきたコミュニティ接続は、顧客がスターバックスを体験する場所であればどこでもサードプレイスの接続を拡張するのと同じくらい強力になります。
・もしスターバックスが新しいグローバルデジタルコミュニティ(コラボレーション、経験、共有所有権によって定義されるコミュニティ)を作成できたらどうなるでしょうか。コーヒーを中心にコミュニティ創りを始めると、スターバックスが長年にわたって関わってきた喫茶店、アート、音楽、本など多くの分野に大きな可能性をもたらすのではないでしょうか?
・スターバックスコミュニティに接続することの意味について、これまでになかった新しいモデルを作成できたらどうでしょうか?
・店舗に隣接して、最終的にパートナー、コミュニティ、ビジネスに利益をもたらす付加的なビジネスを作成できたらどうでしょうか?
・持続可能性への取り組みをサポートするテクノロジーを使用してこれを実現できるとしたらどうでしょうか?
こういった願望を叶えるテクノロジーとして同社はNFT(非代替トークン)をあげています。
多くの人々は、NFTをデジタルアートの新しい所有形態と見なしており、多くの場合、投機的な方法で取引されています。
ですが、同社はNFTには『忠誠心』『独自のエクスペリエンスの提供』『コミュニティの構築』『ストーリーテリング』『カスタマーエンゲージメント』のための拡張された共有所有モデルを作成する幅広い可能性があると考えています。
スターバックスはこれまでも多くの最先端のテクノロジーを取り入れ、革新し、主流の視聴者がアクセスしやすく親しみやすいものにした歴史があります。
同社は、ブロックチェーンテクノロジーへのアプローチは、最終的にはマルチチェーンまたはチェーンにとらわれない可能性があるが、ここでは段階的なアプローチを取り、迅速に行動し、実験し、学び、協力することを計画しているということです。
「Starbucks: We’re creating the digital Third Place」
訳:スターバックス:デジタルサードプレイスを作成しています
参考:https://stories.starbucks.com/stories/2022/starbucks-creating-the-digital-third-place/
これまでのスターバックスとブロックチェーンの取り組み
スターバックスはこれまでブロックチェーンの活用として、仮想通貨を決済手段として導入するなど積極的な取り組みをしてきました。
昨年の2021年7月には、ビットコイン、イーサリアム、などの主要仮想通貨による決済を、米国内のスターバックスの一部で可能にしてきました。
今年3月には、仮想通貨「Bakkt Cash」を使用して支払う実証実験を行なっていることが伝えられています。「Bakkt Cash」は、Bakktが提供する決済手段で、スターバックスはBakktと戦略的パートナーシップを結んでいます。
スターバックスは、仮想通貨の決済が進むと予想しており、仮想通貨を決済手段のオプションとして提供することでブランドが強化されるという考えを持っています。
参照元:NFT Media