メタバース企業のインフィニットが590億円でeスポーツ大手ReKTを買収
アメリカのメタバース企業であるインフィニット・リアリティ(Infinite Reality)は4月12日、eスポーツなどを手掛けているReKTグローバル(ReKTGlobal)を4億7,000万ドル(約590億円)で買収することに合意したと発表した。実際の合併は、ReKTグローバルの株主の承認、規制当局およびその他の承認など、慣習的な取引完了後に実施される。
約590億円の株を購入
ReKTグローバルは、デイブ・ビアレック(Dave Bialek)氏とアミッシュ・シャー(Amish Shah)氏によって2017年に設立された。ファンとの関係構築と収益化などのサービスを通じて、ブランドがeスポーツおよびクリエイター市場に関与するのを支援している。また、ローグ(Rogue)やロンドン・ロイヤル・レイブン(London Royal Raven)といったeスポーツチームを所有している。
インフィニット・リアリティは今回の買収の目的について、NFTやメタバース制作などをカバーするクリエイティブツール群に、ReKTのエンターテインメントとeスポーツ事業を統合することだと認めている。
世界をリードするメタバース・エンターテインメント企業へ
インフィニット・リアリティのジョン・アクントCEO(最高経営責任者)は、「この買収は、世界をリードするメタバース・エンターテインメント企業になるための新たな一歩となる。コンテンツ制作からWeb3エンターテインメント、APIなど、統合された事業部門の相乗効果は素晴らしいことになるだろう」と述べている。
ReKTグローバルのアミッシュ・シャー創設者兼会長は、「私たちの投資家と従業員、顧客、そして世界中のローグとロイヤル・レイブンのファンの皆様にこの買収を発表できることを非常に嬉しく思っている」と語った。また、同氏は、「私たちの旅は今日で終わりではない。メタバースへの進化の次の章を開始する。私たちが共有する集合的な資産の爆発的な組み合わせは、市場において圧倒的で止められない力を生み出す。両社の強力な資産を統合することで、インフィニット・リアリティは、クリエイター・エンパワーメントとメタバースチャンスの最前線における地位をさらに確立していく」とも話した。
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