安全な仮想通貨取引に欠かせないVPNとは?活用方法・選び方・おすすめサービスについて紹介!

近年では仮想通貨取引の人気が高まっており、これから始めてみたいという方もいるのではないでしょうか。しかし、仮想通貨取引では海外の取引所を利用するケースも多く、またデータ盗用・流出等のリスクが伴うため、事前に対策を行っておくことが必須となります。

仮想通貨取引を安全かつ快適な環境で行うためにおすすめなのが「VPN」と呼ばれる通信サービスです。

当記事では、VPNの概要・メリット・デメリットから、仮想通貨取引に必要な理由、サービスの選び方・利用方法・おすすめサービスまでをご紹介していきます。

VPNとは

VPN(Virtual Private Network)とは、直訳すると仮想専用線という意味となり、インターネット回線を利用して特定のユーザー同士でしか通信できない仮想のプライベート通信を実現することを言います。

VPNには、大きく分けて以下の4タイプがあります。

インターネットVPN
仮想化技術を活用することで一般のインターネット回線を仮想専用線とする方法。

IP-VPN
閉域網を活用して仮想専用線とする方法。大手通信会社が保有している独自の閉域網を利用するため、安全性が高い。

エントリーVPN
安価な回線や閉域網を利用して仮想専用線を構築する方法。インターネットを経由しないため安全性が高い。

広域イーサネット
広域に専用回線を設けて非常に安全性の高いプライベート通信を行う方法。

インターネットVPNを除くVPNは、一般的に企業がビジネス用途で設けるものであるため、仮想通貨取引用のVPNについてご紹介する当記事では、インターネットVPNのことを「VPN」と定義して解説するものとします。

VPNを活用するメリット

上記では、VPNがどのようなものであるかご紹介しました。ここでは、VPNを活用するメリットについて解説します。どのような理由でVPNが活用されているのかを把握しておきましょう。

通信内容の暗号化により安全な通信を行うことができる

VPNには、通信内容の盗聴や漏洩から情報を守るための暗号化機能や、専用のアクセス経路を確保できるトンネリング機能といったセキュリティ対策機能が搭載されており、安全な環境で通信を行うことができます。

普通にインターネット回線へ接続して通信を行うよりも、遥かに安全な環境で通信を行えることが大きなメリットです。
VPNでセキュアな通信環境を確保すれば、安全性が懸念される公共ネットワークやフリーWi-Fiにおいてもリスクを回避することが可能です。

アクセス制限を突破できる

VPNは海外のサーバーを経由することでインターネット通信環境を構築できるため、日本からのアクセスが制限されている国へもアクセスできるのがメリットです。利用したい国に合わせてIPアドレスを発行することができます。

つまり、日本からアクセスしているにも関わらず、海外からアクセスしているように見せかけることができるということです。アクセス制限を突破して特定の国へインターネット接続を行いたい場合においても、VPNは有用性を発揮してくれます。

アクセス元を隠すことができる

VPNは海外のサーバーを経由することで本来のアクセス元のIPアドレスを隠すことができるため、匿名性の高い通信を行えるのも大きなメリットです。

IPアドレスが悪意の第三者に漏れると個人情報を特定される危険性もありますが、VPNを利用すれば、秘匿性の高い安全な通信を行うことができます。

VPNを活用するデメリット

VPNは便利なサービスですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。以下に、VPNを活用するデメリットについて解説しています。デメリット面は事前に把握しておくことで軽減できるため、ぜひ確認しておいて下さい。

通信速度が遅くなったり不安定になったりする場合がある

VPNを使用している際に最も多くの方が感じるデメリットが、通信速度が遅くなったり通信が不安定になったりすることです。
同じサービスであれば同じ回線を多くのユーザーが使用するため、ユーザー数が多いとVPNの通信速度は低下します。また、VPNは暗号化により安全性を担保しているため、サーバーの過負荷により通信速度が遅くなるケースもあります。

VPNの通信速度・安定性は利用している製品のスペックに依存するため、快適な通信環境を提供している製品を選ぶことである程度回避することは可能です。

完全にリスクを無くせるわけではない

VPNを活用すれば、そうではない場合と比べて遥かに安全な通信を行うことができますが、インターネット回線を利用している限り完全にリスクを無くすことはできない点に注意が必要です。

VPNに脆弱性が見つかるなど何かしらの理由でVPNの専用鍵が盗難されれば、情報は漏洩してしまいますし、VPNの設定ミス・操作ミスといった人為的なミスでリスクを招く場合もあります。

VPNを使用しているからといって過信せず、少しでも安全性を高めるためにも、セキュリティに対するリテラシーを高めておくことも重要となります。

コストが発生する

VPNの利用には、当然ながらコストが発生します。通常の通信ではコストは発生しないため、VPN利用料の分だけ割高となる点がデメリットとなります。さほど大きな金額ではありませんが、通信速度・セキュリティの質が良いVPNを利用するにはある程度の出費は覚悟する必要があります。

無料のVPNもありますが、安全性・信頼性が担保されていないどころか情報を悪用しているなど危険であるケースも多いため、絶対に利用しないようにしましょう。

なぜ、仮想通貨取引でVPNを活用すべきなのか?

仮想通貨取引は、パソコン・スマホといったインターネットに接続された端末があれば、取引自体を行うことは可能です。ではなぜ、わざわざVPNを活用して仮想通貨取引を行うのか、その理由について以下に解説します。

日本からのアクセスが禁止されている海外取引所があるため

仮想通貨取引は日本国内の取引所を利用することで取引を行うことができますが、海外の取引所も利用することで、取引の幅を大きく広げることができます。海外取引所には、より多くの通貨を扱える・高いレバレッジを掛けられる・安価な手数料で取引できるといった特徴があり、世界全体を視野に入れると取引所の数も非常に多いためです。

しかし、海外の仮想通貨取引所は、国・地域によっては日本からのアクセスが禁止されており、一般の回線ではアクセスできません。現在はアクセス可能でも今後アクセス不可となる可能性もあります。

VPNを活用すれば海外からのアクセスへと見せかけることができるため、アクセス制限のある国の海外取引所も利用することができます。海外の取引所を利用すること自体に違法性はありません。このように仮想通貨取引の可能性を拡げられることが、多くの方がVPNを利用する最大の理由となります。

安全な環境で取引を行うため

仮想通貨取引でVPNを利用する主目的は海外取引所の利用ですが、当然ながら海外へのアクセスには通信傍受・盗聴といったリスクが伴います。通信データを盗まれると資産を奪われてしまい、大きな損害となります。

しかし、VPNを活用すれば、通信データの暗号化・アクセス元の隠匿・セキュアな経路の確保といったセキュリティ対策機能により、安全な環境で仮想通貨取引を行うことができます。仮想通貨取引が持つ取引内容・取引者の匿名性の高さといったメリットも、VPNを活用することでより高めることが可能です。

このようにVPNが持つセキュリティ機能を利用して安全な環境で取引を行えることも、仮想通貨取引でVPNを活用すべき大きな理由です。

仮想通貨取引に使用するVPNの選び方

VPNは国内外の事業者により数多くのサービスが提供されているため、仮想通貨取引にはどのサービスが適しているのか分からない方もいるのではないでしょうか。

ここでは、仮想通貨取引に適したVPNの選び方とチェックすべきポイントをご紹介します。VPN選びで失敗しないためにも、ぜひ参考にしてみて下さい。

【前提】セキュリティ強度が高いサービスを選ぶ

仮想通貨取引に使用するVPNを選ぶ際に最も重要なポイントは「セキュリティ」です。取引情報の盗用・情報流出の被害に遭うと大切な資産を奪われてしまうため、必ずセキュリティ強度が高いVPN製品を選ぶことが大前提となります。

有料のVPN製品であれば、基本的にどの製品でも通信の暗号化やIPアドレスの秘匿といった一通りのセキュリティ対策が備わっています。

しかし、VPN製品を選ぶ際には、念のため公式サイトに記載されているサービス品質保証ページにも目を通して、どのようなセキュリティ対策が施されているのか確認しておくことをおすすめします。

通信速度が速いサービスを選ぶ

仮想通貨取引では、端末を操作する僅かなタイミングで機会損失を招くケースもあるため、できるだけ通信速度が速いVPN製品を選ぶことが重要です。

VPNを使用してインターネットに接続する場合は、プロバイダの通信速度だけでなくVPNの性能により通信速度が左右されます。通信速度が遅いと端末操作を伝えるレスポンスも悪くなるため、取引において不利に働く場合があります。通信速度が原因で利益を逃さないためにも、必ず通信速度が速いサービスを選ぶようにしましょう。

通信可能な国数が多いサービスを選ぶ

仮想通貨取引でVPNを利用する主な目的は、日本からのアクセスが禁止されている国や地域も含めて、より多くの海外取引所を利用するためです。そのため、より多くの国に対応しているVPNを選ぶことが非常に重要です。目安としては、50~80ヶ国程度対応していれば、おおよそのニーズはカバーできるでしょう。

例え利用したい海外取引所がある程度決まっていたとしても、取引を重ねていく過程で新たな国へのアクセスが必要となるケースもあります。VPNが対応していないばかりに希望の取引所が使えないという事態に陥らないためにも、あらかじめ対応している国・地域が多い製品を選んでおくようにしましょう。

サポートが充実しているサービスを選ぶ

VPNを使用していると、いつ通信回線の不具合等のトラブルに見舞われるかわかりません。トラブル発生時の迅速な解決を図り、スムーズに仮想通貨取引に復帰するためにも、サポートが充実しているVPNサービスを選ぶことが重要となります。

海外のVPN製品のサポートは基本的に英語であるため、日本語サポートを希望する場合は国内製品を選ぶという選択肢もあります。

トライアル可能なサービスを選ぶ

VPNは優れた製品がたくさんリリースされていますが、公表されている情報と実際の使用感が異なる場合もあります。そのため、VPNを選ぶ場合には、トライアル利用が可能な製品を選んで、実際に使用してみるのがおすすめです。

通信速度・安定性・操作性を実際にチェックすることで、VPN製品選びを失敗する可能性を大幅に低減できます。

VPNを使用して仮想通貨取引を行う方法・手順

ここでは、実際にVPNを使用して仮想通貨取引を行う方法・手順について解説します。どのようなステップでVPNを活用した取引を行えばよいのかを確認しておきましょう。

1.VPNサービスと契約
先述の「VPNの選び方」を参考に、仮想通貨取引に十分な要件を満たしたVPNサービスを選び、購入・契約を行います。多くのVPN製品では、利用登録にメールアドレスと支払方法(クレジットカード・PayPal・ビットコイン等)が必要となります。

2.VPNに接続
登録した製品のアカウントでアプリをダウンロードします。認証を済ませたら、利用したい海外取引所の国・地域を選択してVPNサーバーに接続します。

3.利用したい仮想通貨取引所で取引を行う
利用したい海外の仮想通貨取引所にアクセスして、取引を行う。

仮想通貨取引におすすめのVPNサービス「Nord VPN」とは?

仮想通貨取引に適したVPNサービスをお探しの方におすすめなのが「Nord VPN」です。製品の特徴・おすすめポイントは次の通り。

  • 次世代の暗号化通信により最高レベルの安全な通信を実現
  • 世界60ヶ国6,300以上のVPNサーバーを利用可能
  • 帯域無制限・世界最速クラスの高速通信を実現
  • ウイルス・マルウェア等を回避するセキュリティ機能が充実
  • 24時間年中無休のサポート体制を提供

Nord VPNは、利用可能な国・地域の数も非常に多く、速度とセキュリティを両立した優れたVPNサービスとなっています。仮想通貨取引には非常におすすめのVPNサービスであるため、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

仮想通貨取引を安全に行うためにおすすめのVPNサービスについて、概要や特徴をお伝えしました。

仮想通貨取引において取引の幅を広げるためには、より多くの海外取引所を利用する必要がありますが、日本からのアクセス制限やセキュリティリスクが伴うのがネックです。当記事でご紹介したNord VPNを活用すれば、これらを回避して快適な仮想通貨取引を行うことができます。

仮想通貨取引で海外取引所の利用を考えている方は、ぜひこの機会にNord VPNをご検討下さい。


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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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