Visa:8,000万の加盟店で暗号資産を使用可能にする「カードプログラム」立ち上げ
決済大手「Visa(ビザ)」が、60以上の主要な暗号資産プラットフォームとの提携を通じて、仮想通貨を法定通貨に変換して世界中にある約8,000万のVisa加盟店で支払いを行うことができるようにするカードプログラムを立ち上げたことが「NDTV」の報道で明らかになりました。
こちらから読む:BINANCE、XRP保有者へのSOLOエアドロ対応へ「暗号資産」関連ニュース
仮想通貨企業との提携は「1年半で2倍以上に」
Visa(ビザ)が、60以上の主要な暗号資産プラットフォームとの提携を通じて、仮想通貨を法定通貨に変換して世界中にある約8,000万のVisa加盟店で支払いを行うことができるようにするカードプログラムを立ち上げたことが「NDTV」の報道で明らかになりました。
「NDTV」の報道によると、このことはVisaの仮想通貨部門責任者であるCuy Sheffield氏がNDTVとのインタビューの中で語ったとのことで、同氏は『Visaが提携する暗号資産プラットフォームの数は過去18ヶ月間で2倍以上に増加して約60になった』と語ったとされています。
具体的には「FTX、Blockfi、Crypto.com、Coinbase、Binance」などの仮想通貨関連プラットフォームとパートナーシップを結んでいるとのことで、Visaの仮想通貨対応カードを使用すると、自分が保有する仮想通貨を法定通貨へと即座に変換して支払いに使用することができ、Visa加盟店は法定通貨で支払いを受け取ることができると説明されています。
Q:仮想通貨にリンクされたデビットカードはどのような仕組みですか?
A:仮想通貨にリンクされたカードは、消費者が簡単にデジタル通貨を換金して使えるようにすることによって、コーヒーショップ・クリーニング店・食料品店などがレジで直接仮想通貨を受け入れる必要がないようにします。仮想通貨から法定通貨への変換は全て舞台裏で瞬時に行われます。店舗でもオンラインでも、一般的なVisaの取引と同じように簡単に支払いを行うことが可能です。仮想通貨を使用したい消費者は、日常生活を送りながらデジタル通貨を変換して使用する機会を得ることができます。
当社は「FTX、BlockFi、Crypto.com、Coinbase、Binance」など60以上の主要な仮想通貨プラットフォームと提携して、消費者の方々が世界中になる8,000万のVisa加盟店で簡単にデジタル通貨を換金して使えるカードプログラムを開始しました。
Cuy Sheffield氏はインタビューの中で『私たちは8,000万のVisa加盟店・15,000以上の金融機関のグローバルネットワークと仮想通貨エコシステム繋ぐ架け橋になりたいと考えている』とも述べており、消費者がデジタル通貨で簡単に商品を購入したり現金化したりすることによって、仮想通貨エコシステムを引き続きサポートしていくと説明しています。
こちらの記事もあわせてどうぞ