canow「日本モノバンドル」と業務提携|NFT実装〜トークンマーケティングまで一貫支援


スポーツチームが地域創生を目的に地域通貨として機能するファントークンを発行できるプラットフォーム「YELLtum」を運営している「canow株式会社」は2021年12月20日に、NFT開発インフラ「Hokusai API」を運営している「日本モノバンドル」と業務提携したことを発表しました。同社は今回の提携を通じて「スポーツ観戦チケットのNFT化、居場所で見え方が変わるNFT、有望スポーツ選手のNFTカード発行」などに取り組んでいくことを計画していると報告されています。

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NFT開発インフラ提供の「日本モノバンドル」と提携

canow株式会社は2021年12月20日に、『NFTを活用したデジタルマーケティング事業の強化』を目的として、NFT開発インフラ「Hokusai API」を運営している「日本モノバンドル」と業務提携したことを発表しました。

canow株式会社はスポーツチームが地域創生を目的に地域通貨として機能するファントークンを発行できるプラットフォーム「YELLtum」を運営していますが、同社は今回の提携を通じて両社サービスを活用しながらNFTの実装からトークンマーケティングまでを一貫して支援していくと説明しています。

NFTはこの数年間で急速に普及してきている一方で、法律や規制が未整備であることに起因する曖昧さや複雑さから「NFTを適切にマーケティングできる会社が数少ない」という課題がありましたが、今回canow株式会社が提携した「日本モノバンドル」の代表である原沢氏は、日本初の日本円連動ステーブルコイン「JPYC」を発行している「JPYC株式会社」に立ち上げ期から参画してCOOとして事業成長を牽引してきた経験を持つ法規制や業界全体を熟知している人物であるため、両社が提携してマーケティング支援を行うことによって、日本国内でもNFTを活用した適切なマーケティングを行うことができるようになると期待されます。

NFTチケット・位置情報活用NFT・NFTカードなどを計画

具体的には、NFTの発行・送信・管理に必要な機能を簡単に実装できるサービスとして注目されているNFT開発インフラ「Hokusai API」と、canow株式会社が「YELLtum」で積み重ねてきたトークンマーケティングの知見を活かして、以下のような共同プロジェクトを推進していくことが予定されていると説明されています。

スポーツ観戦チケットのNFT化
スポーツ観戦チケットをNFT形式で発行する。試合日までは「通常のチケット」として使用されるが、試合日以降は「コレクティブアイテム」として使用できる。

位置情報を活用したNFTの発行
NFTに位置情報を活用することによって、NFT保有者のいる場所に応じてNFTアイテムの見え方が変わるようにする。

若い世代の有望なスポーツ選手のNFTカード発行
若い世代の有望なスポーツ選手のNFTカードを発行する。年齢が上がるとともにカードの年齢も上がっていき、活躍に応じて価値が高騰していく。

なお、canow株式会社が運営しているスポーツチームが地域創生を目的に地域通貨として機能するファントークンを発行できるプラットフォーム「YELLtum」では、既にサッカーJ2の「ギラヴァンツ北九州」や「水戸ホーリーホック」、社会人女子ラクロスクラブチームの「FUSION」などがファントークンを発行しており、これらのファントークンは、スタジアムや飲食店などの地域加盟店で公式チームグッズ・飲食品・サービスなどを購入する際の決済手段として活用されています。

canow株式会社は今月9日に、スポーツチームのホームスタジアム内で人気のグルメをECで購入できる「スタジアムグルメEC」や「フードフェスティバル」などの提供も開始しており、両サービスではYELLtumで発行されたファントークン(地域通貨)が決済手段として採用されているため、今後は日本のスポーツ業界でもNFTやファントークンの活用が進んでいくことになると期待されます。

>>「canow株式会社」の公式発表はこちら
>>「YELLtum」の公式サイトはこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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