ビールブランド「バドワイザー」がNFTコレクション販売
米ビールブランド「バドワイザー」、初NFTをリリース
米ビールブランド大手のバドワイザー(Budweiser)が、同社初となるNFTコレクションを販売したことが分かった。そして11月29日に販売開始し、数時間で完売したようだ。
今回販売された「Budverse Cans Heritage Edition」と呼ばれるNFTコレクションは全1936個あり、この数字はバドワイザーが最初に缶ビールを発売した1936年を意味しているとのこと。それぞれのNFTは缶ビールがモチーフになっており、ブランドの歴史を物語るクラシックな写真や広告などのデザインがされている。
またNFTには2種類のレアリティがあり、36個限定のゴールドNFTは1個999ドル(約11万円)で、1,900個のコアNFTは1個499ドル(約6万円)で販売された。これら全てのNFTは発売後数時間で完売しており、現在はNFTマーケットプレイスの「オープンシー(OpenSea)」で、これらのNFTの一部が二次流通している。なお記事執筆時点ではOpenSeaでのコレクションの取引ボリュームはすでに495ETH(約2.6億円)となっている。
なお公式サイトによるとこのNFTコレクションは、法定飲酒年齢以上の所有者が、バドワイザー提供予定のサービス「バドバース(Budverse)」へ参加する為の鍵となっているとのことで、限定的な特典やサプライズ要素が解除できるとしている。なお「バドバース」がどんなものなのか、また提供される具体的な特典内容については、まだ正式に発表されていない。
Dropping our first NFT project this Monday (11/29) at 1 PM EST.
— beer.eth (@budweiserusa) November 28, 2021
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NFTとは
「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。
なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。
参考:バドワイザー
デザイン:一本寿和
images:iStocks/lenscap67
参照元:ニュース – あたらしい経済