ブロックチェーン・暗号資産ニュース週間まとめ|2021年11月14日〜20日


2021年11月14日〜20日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。

こちらから読む:2021年11月「ブロックチェーン・暗号資産」ニュース一覧

ビットコイン「大型アップグレード」を完了

Bitcoin-BTC-Upgrade-Taproot

ビットコイン(Bitcoin/BTC)は日本時間2021年11月14日の14時15分頃に、スマートコントラクト・プライバシー・処理速度などといった複数の面での機能改善を行う大型アップグレード「Taproot(タップルート)」の実装を完了しました。

Taproot(タップルート)は2017年8月に実施された「SegWit(セグウィット)」導入以来のソフトフォークであり、2013年から議論されてきた「マークル化抽象構文木(MAST)」や、2015年に提案された「シュノア署名」などの技術が導入されています。これら複数の技術が導入されたことによって、ビットコインのスマートコントラクト機能・プライバシー機能・処理速度などが向上すると期待されています。

PlanB氏「2021年末のBTC価格予想」を引き下げ

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S2F(ストック・フロー)と呼ばれるモデルを用いてビットコイン価格予想を行なっているフォロワー148万人超えの著名アナリストPlanB氏は2021年11月11日に、自身が数ヶ月前から語っていた”2021年末のビットコイン価格予想”を引き下げ、『2021年12月末の終値が10万ドル(約1,140万円)になる』という新たな予想を語りました。

PlanB氏は今年6月に2021年のビットコイン価格予想を提示した際に『最悪の場合でも、BTC価格は2021年12月に135,000ドル(約1,480万円)になる』との予想を語っており、『最高のシナリオでは45万ドル(約4,950万円)になる』とも語っていましたが、今回のツイートでは『2021年12月の終値が10万ドル』というやや控えめな予想が提示されています。

バルバドス:Decentralandで「メタバース大使館」設立へ

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ディセントラランド(Decentraland/MANA)は2021年11月15日に『バルバドス政府との間で、Decentralandの仮想空間上に”世界初のメタバース大使館”を設立する契約を結んだこと』を明らかにしました。

報道によると、バルバドス政府のメタバース大使館は早ければ2022年1月にも開設される予定であるとのことで、これが実現すればバルバドスは「デジタル主権国家を認めた世界初の国」になると報じられています。

ブラウザ組込型ウォレット「Brave Wallet」公開

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Brave(ブレイブ)は2021年11月16日に、ブラウザ組み込み型の独自仮想通貨ウォレット「Brave Wallet」をリリースしたことを発表しました。

ブラウザで利用する一般的な仮想通貨ウォレットは「MetaMask(メタマスク)」のように”ブラウザ拡張機能”として提供されていましたが、今回リリースされた「Brave Wallet」はブラウザに直接組み込まれているため、拡張機能を追加する必要がなく、偽アプリ・フィッシング・盗難などのリスクを下げることができると説明されています。

adidas:NFTバッジ「PORP」を無料配布

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adidas(アディダス)のスポーツ系のタウンウェアブランドである「adidas Originals(アディダス・オリジナルス)」は2021年11月18日に、イベントへの参加証明として機能するNFTバッジ「POAP」を無料配布したことを報告し、仮想通貨業界で急速に注目を集めているメタバース(仮想空間)分野への参入を示唆しました。

今回発行されたPOAPは「専用サイト」でイーサリアムのウォレットアドレスを入力することによって無料で入手可能なNFTバッジとなっているものの、このPOAPは先着順で配布される数量限定のものとなっているため、現在はすでに配布が終了しています。

IOST「OKCoinJapan」と提携

OKCoinJapan-IOST-Partnership-Metaverse-NFT-GameFi

OKCoinJapan」と「IOST」は2021年11月19日に、日本市場でブロックチェーン技術の実装をさらに促進していくことを目的としてパートナシップを締結したことを発表しました。今回の発表では、OKCoinJapanがIOSTネットワーク内のパートナーノードに参加したことも報告されています。

具体的には『地域のプロジェクトと密接に協力することによって、コミュニティに多くの利益をもたらし、より健全で多様性のあるエコシステムを実現できる』と考えているとのことで、『今後両者は独自のリソースを活用して日本のより多くの一流ブロックチェーン企業/プロジェクトと協力しながらIOST上でより多くのNFT・GameFiを積極的に展開し、リッチなコンテンツ・エコシステム・インセンティブ・優れた才能を持つメタバースプロジェクトを、IOSTのエコシステムにより多く導入することを目指す』と説明されています。

分散型取引所「tbDEX」ホワイトペーパー公開

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米国の決済大手「Square(スクエア)」の傘下に属する新部門「TDB」は2021年11月19日に、以前から報告されていた仮想通貨ビットコインの分散型取引所(DEX)である『tbDEX』のホワイトペーパーを公開しました。

一般的な分散型取引所では、信頼できる第三者を必要としない「トラストレス」と呼ばれるモデルが採用されているものの、tbDEXはトラストレスモデルを採用しないと報告されています。

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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