ソラナ(Solana)がIGNITIONハッカソンの結果を発表、最優秀賞はKATANA
ソラナ(Solana)が2021年8月から10月にかけて開催した今年3回目のハッカソン「IGNITION(イグニション:ロケット点火という意味)」の結果が発表されました。
ソラナはハッカソンを通じて将来性のあるプロジェクトを発掘し、プロジェクト稼働までに必要な資金を賞金として提供したり、暗号資産系のファンドなどからの資金調達を支援するなどしています。さらに最近では初期に入賞したプロジェクトが成功し始め、ハッカソンのスポンサーとして戻ってくるサイクルが見られます。
今回のハッカソンはグローバルかつオンラインで実施され、約6,000人が参加し最終的に568のプロジェクトが提出されました。 マイクロソフトやJump Crypto、スターンダード・チャータード、Forte、Metaplexなどの大手起業がスポンサーについて、最大500万ドル(約5億7,000万円)の賞金とシードファンディングを提供しています。
では早速、今後注目のソラナプロジェクトを見てみましょう。
KATANA(カタナ):アセットマネジメントプロトコル
最優秀賞に選ばれたKatana(カタナ)は、資産管理のプロトコルでリスクに応じた投資プロダクトを提供しています。最優秀賞として、7万5,000ドルとプロジェクトの発表の場であるソラナのカンファレンス「Breakpoint」への参加パスが贈られました。
DeFi(分散型金融)部門:DEXのATRIX
DeFi(分散型金融)トラックでは、セラム(Serum)上で流動性プールやファームをシームレスに作成できるAMM型のDEXであるAtrixが優勝し、賞金6万5,000ドルを獲得しました。
ウェブ3部門:デスクトップクライアントのシタデル
Web3トラックでは、ソラナプロトコルのデスクトップクライアントであるProject Citadelが1位となりました。ウォレットやDEX、スワップ、ファーミング、アセット管理機能など暗号資産を使っている人なら普段ブックマークしてばらばらに使っているサービスをひとつのアプリケーションにまとめることができるプロダクトです。このチームは賞金4万5,000ドルを獲得しました。
ゲーミング部門:メタバースのRushdown Revolt
ゲーミングトラックでは、コレクターズアイテムとメタバースフレームワークを提供するRushdown Revoltが、USDCで4万5,000ドルの賞金を獲得しました。Vortexというゲームスタジオを買収したチームによるプロジェクトです。
デジタルアート部門:NFTレンディングプラットフォーム「Neftify」
デジタルアート&コレクターズ部門の第1位は、「Play-to-earn」ゲーム用のNFTレンディングプラットフォームであるNeftifyです。ウェブサイトによると今人気のNFTゲームのアクシーを貸出すことができるようです。このチームは賞金4万5,000ドルを獲得しました。
Solana Labの最高経営責任者(CEO)を務めるアナトリー・ヤコヴェンコ(Anatoly Yakovenko)氏は、「ソラナのエコシステムはこの1年で驚くべき成長を遂げ、IGNITIONハッカソンはブロックチェーンを構築する最高のチームのエキサイティングな場となりました。これらの素晴らしいプロジェクトがソラナ上で構築されていることに感激しており、成長していくのを楽しみにしています」と述べています。
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参照元:CoinChoice