認証されたカルダノ関連アプリが探せる「Plutus dAppStore」近日発表へ
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「Input Output(IOHK/IOG)」は2021年9月22日に、認定されたカルダノ関連の分散型アプリケーション(DApps)を提供するアプリストアである「Plutus dAppStore」についての詳細を近日中に発表する予定であることを明らかにしました。
こちらから読む:Twitter、ビットコイン投げ銭機能提供開始「暗号資産」関連ニュース
カルダノDApps提供に伴う「2つの課題」に対処
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)は今月13日にカルダノのメインネットにスマートコントラクト機能をもたらす大型アップグレード「Alonzo(アロンゾ)」を完了したため、開発者はスマートコントラクトや分散型アプリケーションなどをCardanoブロックチェーン上で展開することができるようになりました。
カルダノ基盤のDAppsは本格的な技術活用に向けた重要な存在になると期待されていますが、IOHKはDAppsのような新しいサービスの登場には「自分が使いたいアプリを簡単に見つけることができること」「一定の品質基準を満たした安全なアプリであると確認できるようにすること」という2つの重要な課題があると指摘しています。
IOHKは『サードパーティ製の新たなアプリが次々に登場すると、不適切なコンテンツ・悪意のあるコンテンツ・規格外のコンテンツなどが公開されるリスクが生じるため、不適切アプリの発見と品質保証の問題に対処することがエコシステムの早期成長の鍵になる』と説明しており、新たに発表される「Plutus dAppStore」がそのような課題の解決策となることを説明しています。
透明性の高いDApps評価環境を提供
「Plutus dAppStore」は、開発者がカルダノブロックチェーン上で動作する自分のDAppsをアップロードして、他の人が利用できるようにするためのアプリストアであり、このアプリストアで提供されるDAppsは「自動化されたロジックチェックによる悪意のあるコードの検出」や「手動でのスマートコントラクト監査」などといった一定の基準の審査を受けることになると報告されています。
ウェブブラウザで利用可能となる「Plutus dAppStore」には、認定済み・未認定を問わずに全てのDAppsが存在することができるとのことですが、それと同時にユーザーに対して「DAppsの認定状況に関する明確な情報」を提供するため、ユーザーはDApps利用前にアプリの情報を確認することができるとのことです。
IOHKは公式発表の中で「Plutus dAppStore」について『dAppStoreはゲートキーパー(審査員)の役割を果たすのではなく、ユーザーが透明性の高い状態でアプリを評価できるようにするためのプラットフォームを提供することを目指している』と説明しています。
詳細は「Cardano Summit 2021」で説明
「Plutus dAppStore」の詳細については、2021年9月25日〜26日にかけて開催されるバーチャル&ライブ形式の大型イベント「Cardano Summit 2021」で説明が行われると報告されています。
また「Cardano Summit 2021」では、IOHKが開発が進めているDApp Store上のアプリケーションも紹介されると報告されているため、サミットでの正式発表には注目が集まります。
なお「Cardano Summit 2021」は世界中から無料で参加できるようになっており、現在は専用サイトで事前登録受付も開始されています。
>>「Input Output」の公式発表はこちら
>>「Cardano Summit 2021」の専用サイトはこちら
こちらの記事も合わせてどうぞ
2021年9月24日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は今月22日に216円付近まで下落したものの、その後は徐々に回復してきており、2021年9月24日時点では「1ADA=248.86円」で取引されています。
>>ADAを取り扱う暗号資産取引所「BINANCE」はこちら
2021年8月10日〜2021年9月24日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)
ADAの取り扱いを予定している暗号資産取引所ビットポイントの新規登録はこちらからどうぞ。