BINANCE「シンガポール関連サービスの提供」停止へ|スマホアプリも削除
暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」は2021年9月5日に、シンガポールの規制に準拠してサービスを提供するために「シンガポールドル(SGD)との取引ペア廃止・SGD支払いオプションの廃止・シンガポール向けアプリの削除」などの対応をとることを発表しました。
こちらから読む:国内初の仮想通貨ファンド、2021年11月公開か「暗号資産」関連ニュース
シンガポールドル取引ペアなどを削除
BINANCE(バイナンス)は2021年9月5日に、シンガポールの規制に準拠してサービスを提供するために「シンガポールドル(SGD)との取引ペア廃止・SGD支払いオプションの廃止・シンガポール向けアプリの削除」などの対応をとることを発表しました。
サービス停止措置が取られるのは日本時間2021年9月10日13時00分とされており、停止されるサービスの種類としては以下の3点が挙げられています。
- SGD取引ペア
- SGD支払いオプション
- シンガポール向けのアプリストアからiOS・Android版のBINANCEアプリを削除
バイナンスは『Binance P2Pのサービスでは日本時間2021年9月10日13時00分にSGD取引ペアが削除されるため、ユーザーは2021年9月9日13時00分までに関連する取引注文を削除することをお勧めする』と説明しています。
今月1日は、シンガポール金融管理局(MAS)が『BINANCEはシンガポールの決済サービス法に違反している可能性があり、現地住民向けの支払いサービスを停止する必要がある』との警告を行なったことなどが報じられていたため、今回の対応はこれらの警告を受けてのものだと考えられます。
BINANCEはこの数ヶ月間で世界中の様々な規制当局から警告を受けているため、現在は各国の規制準拠のための対策が進められており、これまでにも様々な地域で「一部サービスを停止すること」や「本人確認を義務付けること」などが発表されています。
こちらの記事も合わせてどうぞ