米マイニング大手企業マイニング収益は過去最高の約35億円に

米マイニング大手企業マイニング収益は過去最高の約35億円に

アメリカのマイニング企業であるライオット・ブロックチェーン(Riot Blockchain)は8月23日、2021年第2四半期の財務状況を報告した。その中で同社は、第2四半期のマイニングの収益が2020年の同四半期と比較して、1,540%増加したと発表した。

マイニング収益は過去最高の約35億円

今回の発表によると、ライオット・ブロックチェーンの第2四半期のマイニングの収益は、過去最高となる3,150万ドル(約35億円)だった。2020年第2四半期のマイニング収益は190万ドル(約2億1,000万円)だったため、前年同四半期と比較して1,540%となった。

また、マイニング収益率と純利益、マイニングしたビットコインの総量も増加している。2020年の第2四半期のマイニング収益率は25%、一方で2021年の第2四半期のマイニング収益率は70%だった。純利益については、2020年第2四半期が1,060万ドル(約12億円)の赤字だったのに対し、2021年第2四半期が1,930万ドル(約21億円)の黒字となった。

マイニングしたビットコインの総量は、2020年第1四半期は491BTC、第2四半期は675BTCだった。前年同四半期比で38%増加している。同社の2021年6月30日時点の保有現金およびビットコインの総額は、1億9,540万ドル(約210億円)となっている。

なお同社は、2021年4月に同じくアメリカでマイニングを行っているウィンストーン社(Whinstone)を買収したと発表している。業績には、買収後1か月の収益290万ドル(約3億2,000万円)を含むウィンストーン社の事業も含まれている。

マイニング事業を成長させてきたことの直接的な結果

ライオットのジェイソン・レス(Jason Les)CEO(最高経営責任者)は、「ライオットの記録的な四半期決算を非常に喜ばしく思う。業績向上は、ライオットがビットコイン採掘に絶対的に注力し、マイニング事業を成長させてきたことの直接的な結果だ」と話している。

また同氏は、「ウィンストーン社の買収に成功したことで、弊社の成長見通しは大幅にリスクを回避でき、将来の財務機会は非常にエキサイティングなものとなった」と述べた。

参考
RIOT BLOCKCHAIN REPORTS RECORD SECOND QUARTER 2021 FINANCIAL RESULTS, CURRENT OPERATIONAL AND FINANCIAL HIGHLIGHTS

【こんな記事も読まれています】
仮想通貨の普及は東南アジアで顕著、ベトナムの41%が保有
仮想通貨取引所のビットコイン(BTC)保有量減少中、投資家たちは強気市場でも貯め込む傾向に
著名アナリストが6-12カ月後のイーサリアム価格を100万円越えと予測

文:かにたま

参照元:CoinChoice

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です