Bakkt:米サンドイッチチェーン「Quiznos」でビットコイン決済試験導入
暗号資産・デジタル資産関連サービスを提供している「Bakkt(バックト)」は2021年8月3日に、米国のサンドイッチチェーンである「Quiznos(クイズノス)」と提携して、一部店舗でビットコイン決済を試験導入することを発表しました。ビットコイン決済は交通量が多いデンバー空港を含めたアメリカ・コロラド州デンバーの一部店舗で8月中旬頃から導入される予定だと報告されています。
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デンバー国際空港など一部店舗で試験導入
Bakkt(バックト)は2021年8月3日に、米国のサンドイッチチェーンである「Quiznos(クイズノス)」と提携して、一部店舗でビットコイン決済を試験導入することを発表しました。
Quiznos(クイズノス)は1981年に設立されたアメリカ・コロラド州デンバーに本社を構えるサンドイッチチェーンであり、店舗数はプエルトリコとグアムを含むアメリカ合衆国のみで5,000店舗以上、米国意外ではカナダ・イギリス・アイルランド・アイスランド・アルバ・ケイマン諸島・コロンビア・トルコ・パナマ・オーストラリア・ニュージーランドにも店舗を出店しています。
ビットコイン決済は2021年8月中旬頃にQuiznosが本社を構えるデンバーの一部店舗で試験導入されると報告されており、人通りの多いデンバー国際空港内にある店舗でもビットコイン決済が導入されると説明されています。
ビットコイン決済利用者には「BTC報酬」も付与
クイズノスの利用者は、Bakktが提供している仮想通貨対応の消費者向けアプリ「Bakkt App」を利用することによってビットコイン決済を行うことができるようになっており、Bakkt Appでビットコイン決済を行なった人々には15ドル(約1,635円)相当のビットコインが報酬として支払われるとも報告されています。
「Bakkt」の最高収益責任者であるSheela Zemlin氏と、「Quiznos」を所有する「REGO Restaurant Group」の社長であるMark Lohmann氏は、今回のパートナーシップについて次のようにコメントしています。
【Bakkt:Sheela Zemlin氏】
今回のパートナーシップは次世代の顧客体験をデジタル経済に結び付けるエキサイティングなビッグイベントです。私たちはこのパートナーシップを通じて「Quiznos」のお客様にデジタル資産を用いた新しい支払い方法を利用する機会を提供し、ビットコインの利便性を一般消費者の皆様に紹介しています。今回の試験導入の結果をしっかりと観察した上で、クイズノスが全国で展開する他店舗へのビットコイン決済導入について検討を行なって行きます。
【REGO Restaurant Group:Mark Lohmann氏】
Bakktなどの革新的なプラットフォームとの提携は様々理由から私たちにとって魅力的です。特に大きなメリットは「迅速かつシームレスな決済手段の1つとして、POSシステムでビットコインを直接受け入れることができる」という点です。デジタル化に向けた取り組みを進め、仮想通貨などの代替決済手段を求める若者世代の需要に応えていく中で、Bakktのデジタル資産ウォレットを通じて、食事代金の支払い手段として新しい方法を提供できることを非常に嬉しく思います。
ビットコイン決済に対応する店舗は米国で続々と増えてきていますが、「Bakkt」はニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社インターコンチネンタル取引所(ICE)が設立した信頼性の高い会社であり、「Quiznos」も様々な地域に店舗を構える人気のレストランチェーンであるため、今回のBTC決済導入によってビットコインの一般利用がさらに進む可能性があると期待されています。
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