ソラナ(Solana)、500万ドル規模のクリエイターファンドを発表
ソラナ(Solana)は7月23日にクリエイターファンドの立ち上げを発表しました。これはブロックチェーンを使った音楽プラットフォームのオーディアス(Audius)およびNFT発行支援プロトコルのメタプレックス(Metaplex)と共同で設立されたファンドで、NFTなどの暗号資産の世界から生まれた技術やアイデアを使ってファンとクリエイターをつなぐ流れの後押しを目的としています。
ゲームやアート分野での活用を後押しするクリエイターファンド
クリエイターファンドは、AudiusやMetaplexなどのエコシステムプロジェクトや、Solana上に構築されたその他の分散型プラットフォームで実験的な活動を行っているクリエイターやミュージシャン、その他のアーティストに焦点を当て、ゲームや音楽、アート等の分野で新しいファン体験を創造したり、クリエイターファーストのビジネスモデル構築に挑む人たちを後押しするものです。
資金面だけでなく技術面においても、ユーザーインターフェースやトークンモデルなどクリプト特有の要素や、その他の収益化ツールの活用を必要とするクリエイターへのサポートが提供されます。
Solana公式からの発表では、クリエイターエコノミーの成長は大きなイノベーションであり、その恩恵をより多くの人たちに広げるために口をあけて待っているのではなく、プロジェクト側から働きかけてサポートしたいという主旨のメッセージが発信されています。
Solana関連プロジェクト、MetaplexとAudiusも参画
このクリエイターファンドはSolanaエコシステム内の有力プロジェクト、AudiusとMetaplexとの共同企画です。
Audiusは約500万人の月間アクティブユーザーを持つP2P音楽ストリーミングプロトコルです。アーティストがレコード契約を結ぶことなく、ファンとの関係を構築し、音楽を公開し、収益化することができるプラットフォームです。
もう一つのMetaplexは、アーティストやブランドが独自のNFTストアフロントを構築するのをサポートするものです。グラミー賞受賞者のRAC氏曰く「Metaplexは、Shopifyがコマースのために行ったことをNFTのために行うが、中間業者としての役割を果たさないことで、さらに一歩進んだものとなる 」とのことです。
まとめ
どの規模のクリエイターにどの程度手厚いサポートが提供されるのかまだ不明な部分もありますが、クリエイターファンドへの申込は所要時間2分でできるようで、応募フォームによると、ミュージシャンやデジタルアーティスト(グラフィックデザイナー等)、インフルエンサー、ブロガー、写真家、ムービー製作者、ポッドキャスト配信者、ビデオグラファ―、などが対象です。
クリエイティブ関連におけるブロックチェーンへの注目は高まり続けており、イーサリアムだけでなくフロー(FLOW)やポリゴン(Polygon)などのブロックチェーンプロジェクトも、ゲームやスポーツなどで着々と存在感を強める中、Solanaがどのようにポジションを獲得していけるのかに注目です。
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参照元:CoinChoice