YELLtum:スポーツチームが発行主体の「ファントークン」販売開始|新機能も追加予定


トークンを活用したデジタルマーケティング事業を展開している「canow株式会社」は2021年7月7日に、スポーツチームが発行する地域通貨としても使用可能なファントークンの発売を開始したことを発表しました。今回の発表では、同社が提供するファンマーケティングツール「YELLtum(エールタム)」に決済・データベース・価値交換・EC機能・ファンディング機能などといった様々な機能が追加される予定であることも報告されています。

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地域通貨としても利用できる「ファントークン」販売開始

canow株式会社は2021年7月7日に、スポーツチームが発行する地域通貨としても使用可能なファントークンの発売を開始したことを発表しました。canow株式会社はファントークン関連事業で業界をリードする「Socios.com」とも提携している東京都の企業であり、地域通貨×スポーツテック×DXのファンマーケティングツール「YELLtum(エールタム)」などを開発しています。

YELLtum(エールタム)は、スポーツチームや企業が発行主体となって「地域通貨として使用可能なファントークン」を発行できるプラットフォームであり、ファントークン保有者は「地域通貨としての活用、加盟店・ECサイトなどでの商品購入、発行チームに関連するお得な情報を受け取る」などといった様々な形でトークンを活用することができるようになっています。

様々な用途を持つファントークンは「チーム・ファン・地域店舗を繋ぐ架け橋」として機能するように設計されているため、地方創生を実現しつつ、熱狂的なファンコミュニティを拡大させていくことができると期待されています。

今後提供予定のサービス一覧

(画像:canow株式会社)(画像:canow株式会社)

今後は「YELLtum」に以下のような機能を実装することによって、「ファントークン所有者のパーソナルデータを本人同意の下に利用できるサービスやデータ分析基盤の提供、ファンエンゲージメントを高めるためのチーム公式グッズ制作や公式コンテンツやクリエイティブ制作、ECサイト制作」までをワンストップで提供するプラットフォームに向けて順次アップデートを予定していると報告されています。

【今後提供予定のサービス一覧】

  • ファントークン発行
  • エルpay:加盟店での決済手段の提供
  • YELLTRON:ファントークン購入者の行動・購入データを集積し、分析できるデータベース提供
  • YELL DataBank:情報銀行サービス、パーソナルデータとインセンティブの価値交換
  • YELLCA:デジタルファンクラブ・ショップカードの提供
  • REICHTUM:EC機能提供、商品開発・企画
  • YELL Offering:ファンディング機能
  • 公式ホームページやファンサイト、オウンドメディアの作成
  • 公式グッズやコラボレーショングッズ、ノベルティの制作
  • XRやVRデジタル動画の制作
  • ECサイトの作成およびEC機能の追加など

このような複数の機能を順次追加していくことによって、ファントークンの流通量増加・ファンと地域の結び付き強化などに繋がり、各地域の課題解決や売上規模の拡大などにつながると期待されています。

なお、これらの機能を組み合わせることによって可能になることの例としては以下のようなものが挙げられています。

例1)地域特産品のブランディング

  • 地域特産品に関する情報発信を行うためのホームページやサイト作成
  • データに基づいた特産品の改良
  • ECサイト等の新しい販路開拓

例2)観光やインバウンドを目的とした地域のPR

  • 動画コンテンツやクリエイティブを活用したPR施策
  • 地域の魅力を伝えるオウンドメディア作成
  • XRやVR動画などの新しい体験に関する発信

「canow株式会社」のCOOである大坂 亮平氏はファントークンの販売開始について次のようにコメントしています。

これまで多くのスポーツクラブ、またパートナー企業などの理解と協力のもとにファントークンの開発・販売を開始できることを大変嬉しく思っている。一方で、本日のファントークンの販売開始は「YELLtum」構想において中核を担う機能でありつつも、エルpay/YELLTRON/YELL DataBankなど様々な機能をもとに、クラブを中心とした地域経済の活性化・地域住民と自治体のつながりの向上など、ファントークンによる経済圏の拡大を着実に進めていきたい。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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