大口投資家クジラが再度買い出動、ビットコイン(BTC)総供給量のほぼ半数を保有

大口投資家クジラが再度買い出動、ビットコイン(BTC)総供給量のほぼ半数を保有

暗号資産(仮想通貨)分析会社のサンティメント(Santiment)によると、仮想通貨の大口投資家の総称として知られるクジラが最近また、ビットコイン(BTC)を買い集めているようです。

ビットコイン価格は4月に700万円を突破し過去最高値を付けた後、下落に転じ現在は350~450万円前後で推移しています。クジラは底値を探りながら売買活動を強めています。

クジラが過去最高の911万BTC、総供給量の半数近くを保有

サンティメントによると、6月18日までの25日間に、100BTCから10,000BTCまでを保有するアドレスには、時価33億8,000万ドル(約3,700億円)に相当する総数約9万枚のビットコインが追加されました。サンティメントによると、クジラ集団はまた、価格にして3668億9000万ドルに相当する911万BTCを保有し、総供給量の48.7%を占めているとされています。

一方、仮想通貨リサーチ会社グラスノード(Glassnode)によると、仮想通貨ネットワークを左右するマイナー(採掘者)は、ビットコインを市場に出さず保有したままの状態であり、マイナーが売りに出す週間のビットコイン供給量は、過去5カ月で最低の約170万ドル(約1億8,700万円)に落ち込んでいます。

テスラ、マイクロストラテジーなどが仮想通貨市場を揺るがす

ビットコイン価格は5月、電気自動車テスラ(Tesla)のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、自社乗用車のビットコイン決済を中止するとの発表後、大きく下落しました。

また9万枚以上のビットコインを保有するマイクロストラテジー(Microstrategy)今月、10億ドル規模の資金調達の計画を明らかにしました。証券取引員会(SEC)に提出された目論見書によると、株式発行・販売によるもので、その目的にはビットコインの購入も含まれていいます。

その後同社は6月21日、1BTC当たり 3万7,6171ドルで3,005 BTCを追加で購入したことを発表しました。購入額は合計で4億8900万ドル(約540億円)になります。これら企業の動きも仮想通貨市場を大きく揺るがしています。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

参考
Bitcoin Whales Quietly Accumulate $3,380,000,000 in BTC in Less Than One Month: Report

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参照元:CoinChoice

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