多量のビットコイン(BTC)を保有するスクエア、太陽光発電マイニングを共同開発
ブロックチェーン企業であるブロックストリーム(Blockstream)は6月5日、決済アプリ「スクエア(Square)」を提供している企業スクエア(Square)と共同で、太陽光発電によるビットコインのマイニング施設を建設すると発表した。スクエアは、2020年10月以降に合計で8,000BTC以上を購入している。
スクエアがマイニング施設に約5億5,000万円を出資
今回のマイニング施設建設では、スクエアが500万ドル(約5億5,000万円)を出資し、ブロックストリームは、プロジェクトの構築と管理のためのインフラと専門知識を提供する。
今回の発表の中でブロックストリームは、「私たちは、再生可能エネルギーを利用したビットコインマイニング施設の建設から得られたプロジェクトの経済性と知識を共有することで、透明性を提供することを計画している」と語った。また同社は、「最終的には、再生可能エネルギーを利用したビットコインマイニング施設が、クリーンエネルギーへの移行をいかに促進するかを示したいと考えている。現実の世界で再生可能なエネルギーを使ったマイニング施設が可能であることを示すだけでなく、ビットコインが世界を持続可能な未来へと加速させることを実証的に証明したいと考えている」とも述べている。
BTCマイニング量などをリアルタイムで確認可能に
ブロックストリームは、今回の施設を100%再生可能エネルギーによるビットコインマイニングの大規模化のための概念実証施設と見なしており、運用コストや投資利益率を含む建設の経済性を一般に公開する予定だ。プロジェクトの経済状況を定期的に報告するだけでなく、発電量やマイニングされたビットコインの数量など、プロジェクトのパフォーマンスをリアルタイムに示すダッシュボードを作成し、顧客が自由にアクセスできるようにするという。
再生可能エネルギーは最も費用対効果の高い電力であるため、世界中の多くのマイニング事業が、既に対費用効果の高い再生可能エネルギーに注目している。そのような背景もあり、ブロックストリームは「他のビジネスが、今回のプロジェクトのオープンで透明性の高い性質から、学ぶことのできるモデルになることを期待している」としている。
参考
・Blockstream and Square, Inc. Join Forces for Solar-Powered Bitcoin Mining
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参照元:CoinChoice