Chainlink、ヘデラ運営審議会に参加

Chainlink、ヘデラ運営審議会に参加

Hedera Hashgraph(ヘデラハッシュグラフ)は、分散型オラクルネットワーク提供のChainlink(チェーンリンク)がヘデラネットワークの分散型ガバナンスを監督するヘデラ運営審議会メンバーに参画したことを5月20日発表した。

チェーンリンクはオフチェーン(現実)での事象をブロックチェーン上に適用することを目的とした分散型オラクルネットワークである。暗号署名機能や多数決要素を取り入れることにより、信頼性の高いデータ提供を実現しており、チェーンリンクが提供するデータは主にスマートコントラクトのトリガーとして使用されている。

今回Chainlinkが評議会メンバーに参画したことで、Chainlinkはヘデラネットワークの優先的なオラクルパートナーとなり、ヘデラトークンサービス(Hedera Token Service: HTS)とChainlinkの統合を共同で提供していくとのことだ。

Chainlink Labs デビット・ポスト氏のコメント

Chainlink Labs のビジネス開発・戦略マネージングディレクターである デビット・ポスト(David Post)氏は「企業による分散型台帳技術の採用が進むにつれ、分散型オラクルのソリューションは、DeFiや保険、ゲームやNFTなど、あらゆる業種で不可欠となってきています。

当社は、スマートコントラクト関連のサービスを拡大し続けており、安全で豊富な機能を持つ膨大な数のアプリケーションを強化しています。そのため、当社がヘデラ運営審議会に参加し、エンタープライズ級の主要なパブリックネットワークや他の運営審議会メンバーと協力して、Chainlinkをエンタープライズアプリケーションのデフォルトのオラクルプロバイダーにすることは、非常に自然な流れです」とリリースにて述べている。

ヘデラ・ハッシュグラフ CEO兼共同創設者 マンス・ハーマン氏のコメント

ヘデラ・ハッシュグラフのCEO兼共同創設者であるマンス・ハーマン(Mance Harmon)氏は「Chainlinkは現在の市場で最も広く採用されている分散型オラクルソリューションとして、世界中のアプリケーションで数十億ドルの資産を保護に使用されています。

そして、最も利用されているエンタープライズ級のパブリックネットワークであるヘデラネットワーク上での彼らの可能性は無限大です。ヘデラの運営審議会に参加する最初のWeb 3.0企業となるChainlink社との関係を拡大し、分散化された未来の最も強固なアプリケーションを実現できることを嬉しく思います」とリリースにて述べている。

編集部のコメント

Hedera Hashgraphは、「ヘデラ運営審議会」というガバナンス組織によって運営されています。このヘデラ運営審議会は業界と地域を横断した世界トップレベルの企業39社を含み、次世代の分散型台帳プラットフォームに非中央集権的な責任のあるガバナンスを提供できるように形成されています。
ヘデラ・ハッシュフラグの管理ノードには、すでに野村ホールディングスやIBM、TaTa通信、ボーイングなどが参加しています。
またHedera Hashgraphは、ブロックチェーン技術とは違い、一方通行の有向非巡回グラフを使った分散型台帳技術となっています。

参考:Hedera Hashgraph

(images:iStocks/Rawpixel)

参照元:ニュース – あたらしい経済

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