暗号資産「オーエムジー(OMG Network/OMG)」とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説
暗号資産(仮想通貨)「オーエムジー(OMG Network/OMG)」に関する基本情報や特徴をなどをわかりやすく解説するとともに、取扱う暗号資産取引所・価格・チャート・関連リンクなどの情報もまとめて掲載しています。
こちらから読む:OMG関連の記事を新着順で「OMG Network」関連ニュース
オーエムジー(OMG Network/OMG)とは?
オーエムジー(OMG Network/OMG)とは、イーサリアム(ETH)やERC-20トークンを高速かつ低コストで送金できる分散型ソリューションを提供することを目的としたネットワーク「OMG Network」の運用に使用されている暗号資産です。
2017年に「OmiseGo(オミセゴー)」として開発・運営がスタートしたこのプロジェクトは、2020年6月1日に「OMG Network(OMG)」へとリブランドされました。
OMG Networkは「More Viable Plasma (MoreVP)」と呼ばれるセカンドレイヤー技術の設計を基に開発されており、送金遅延・ネットワーク手数料高騰などといったイーサリアムのスケーラビリティ問題の解決策になると期待されています。
OMG Network上ではTether社が発行している代表的なステーブルコイン「テザー(Tether/USDT)」を始めとする複数のプロジェクトが稼働しています。また、2020年12月に分散型金融(DeFi)関連の様々な会社に出資を行なっている「GBV Capital」に買収されたOMGは「分散型取引所(DEX)」や「レンディングサービス」などでの利用にも期待されています。
こちらの記事も合わせてどうぞ
オーエムジー(OMG Network/OMG)の特徴
オーエムジー(OMG Network/OMG)の特徴としては以下のようなことが挙げられます。
取引速度が早く、取引手数料も安い
オーエムジー(OMG Network/OMG)は『高速かつ低コストで送金できる分散型ソリューションを提供すること』を目的として開発されているため、イーサリアムと比較すると「取引速度が早く、取引手数料も安い」という特徴を有しています。
高速かつ低コストな送金を実現しているのは、OMG Network独自のブロックチェーンネットワークである「MoreViable Plasma(MoreVP)」です。この技術では、サイドチェーンを利用することによって複数の取引をグループ化できるようになっているため、通常は1つずつ処理される取引をまとめて1つのトランザクションとして扱うことが可能になり、高速かつ低コストな送金処理が可能となっています。
2020年6月1日には、このネットワークを採用した「OMG Network V1 Mainnet Beta」がリリースされたため、トランザクションにかかるコストは約1/3にまで抑えられており、イーサリアムが1秒あたり約12件の取引を処理するのに対して、OMGでは1秒あたり最大4,000件の取引を処理することが可能となりました。
強固なセキュリティ、高い信頼性
オーエムジー(OMG Network/OMG)は「MoreViable Plasma(MoreVP)」に加えて「Minimal Viable Plasma(MVP)」と呼ばれるプラズマチェーンを使用することによって、信頼性の高い強固なセキュリティを実現しています。
企業・自治体などで技術採用を促進するためには「取引速度・コスト・セキュリティ・信頼性」などの面で優れた機能を有している必要がありますが、OMGはこれら複数の技術を導入することによって必要な要件を満たしているため、今後は様々な場面で技術が活用されていくと期待されています。
代表的ステーブルコイン「Tether」でも採用
仮想通貨業界を代表する有名なステーブルコイン「テザー(Tether/USDT)」を発行しているTether社は、2020年8月にUSDTの一部を「OMG Network」に移行したことを発表しています。
テザー(Tether/USDT)は世界中の暗号資産取引所で基軸通貨として採用されている米ドルに価値が連動した仮想通貨であり、仮想通貨の時価総額ランキングでも上位をキープし続けています。
世界中の取引所などで頻繁に取引されるUSDTのような仮想通貨には大量の取引を処理できるだけの性能が求められますが、そのUSDTの一部が「OMG Network」に移行されたという事実は、OMG Networkが優れた性能を備えていることを示しているといえます。
オーエムジー(OMG Network/OMG)の基本情報
トークン名称 | オーエムジー(OMG) |
ティッカーシンボル | OMG |
発行開始日 | 2017年7月 |
トークン規格 | ERC-20 |
考案者 | Omise Go Pte Ltd. |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work(PoW) |
発行上限 | 140,245,398 OMG |
オーエムジー(OMG Network/OMG)の価格・チャート
オーエムジー(OMG Network/OMG)を取扱う暗号資産取引所
オーエムジー(OMG Network/OMG)を取り扱っている日本国内の暗号資産取引所としては以下のような取引所が挙げられます(2021年4月時点)。
・Coincheck(コインチェック)
・GMOコイン
オーエムジー(OMG Network/OMG)対応のウォレット
オーエムジー(OMG Network/OMG)を保管することができる代表的なウォレットとして以下のようなものが挙げられます。
・Trezor(トレザー)
・Ledger(レジャー)
・MetaMask(メタマスク)
・MyEtherWallet(マイイーサウォレット)
オーエムジー(OMG Network/OMG)関連リンク
・OMG Network公式サイト
・OMG Network公式Twitter
・OMG Network公式Telegram
・OMG Network公式ブログ
・OMG NetworkのRedditコミュニティ
・ソースコード(GitHub)
・ホワイトペーパー
・エクスプローラー①(omg.network)
・エクスプローラー②(Etherscan.io)
・エクスプローラー③(Ethplorer.io)
・エクスプローラー④(Blockchair.com)
こちらの記事もあわせてどうぞ
OMGが購入できる暗号資産取引所Coincheckの新規登録はこちらからどうぞ。